嘘 ページ24
潤「俺たちを恨んでるのか?」
侑李「そんな気は起こりません。ましてや200年も前の話ですからね(笑)」
弓矢をパッと消す。
侑李「今はこうして僕は結界師に協力してるよ(笑)」
────────僕は嘘をついた。
本当は結界師を恨んでいる。
なんであんな奴らに先祖たちは負けたんだろうか。
妖狐と一緒に生活してる奴らなんて頭がおかしいとしか思えない。
何か企んでるんじゃないかと疑うほどだ。
戦争には負けただけで奴らの下っ端になるなんて屈辱だ。
僕は奴らより強くなって、いつか結界師が陰陽師の上に立つ。
・
・
・
・
数日後、大学の周辺の森に見廻りに向かう。
侑李「…人の気配がする」
誰かがいる。
侑李「!」
僕は背後に何かの気配を感じて光の矢を放った。
ヒュッ
カッ!
矢はそれを貫き、木の幹に刺さった。
侑李「式神…?」
これは結界師の…
涼介「久しぶりだね。知念」
侑李「その声は…!」
暗闇から現れたのは、涼介だった。
侑李「…なぜここに?」
涼介「知念だってそうさ。なぜいるの?」
侑李「僕は…Aちゃんたちに頼まれて…」
涼介「彼女たちに?一体なぜ?」
侑李「涼介が一番わかってるんじゃないの?餓者髑髏の件だよ」
涼介「その言い方だと…俺を疑ってる?」
侑李「そうなるね」
涼介「フッ、アッハッハ(笑)」
彼は笑う。
ザァー…
雨が降ってきた。
侑李「今からでも間に合う。悪いことから手を引いてくれないか」
涼介「滅却師ごときが俺に指図するな」
侑李「…っ」
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ayane(プロフ) - まっきぃさん» 初めてのコメントありがとうございます!最後まで読んでいただいて感謝です(;;)次回作もよろしくお願いします! (2019年8月21日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっきぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます!コメントは初めてかな。妖狐の二宮さんにどハマりしてしまい、ずっと読んでました(^O^)結末は悲しかったけど、主人公がずっと笑顔で入れて良かったと思ってます。次回作も読みますね!! (2019年8月21日 20時) (レス) id: cc514bee80 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 香織さん» 頑張ります! (2019年8月14日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - 更新頑張ってください (2019年8月14日 8時) (レス) id: 482ce168b0 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - ↓出血多量も含まれます (2019年8月13日 21時) (レス) id: 482ce168b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayane | 作成日時:2019年8月9日 20時