隠した想い ページ17
雅紀「Aちゃん…泣いてるの?」
『私はっ…あなたを救ったつもりでいたっ…でも、あなたはずっと苦しんでいたんですね…っ』
雅紀「ごめん…もうAちゃんにそんな顔させないから泣かないで」
『は…いっ…』
俺はまだ涙を流し続ける彼女を優しく抱きしめた。
雅紀「ごめん…ごめんね」
・
・
・
・
俺は台所に向かう。
松潤が夕飯の支度をしていた。
雅紀「やっほー!(笑)」
潤「…相葉ちゃん」
雅紀「俺も手伝おーっと(笑)」
袖を捲り、手を洗う。
潤「…大丈夫なの?」
雅紀「うん!寝たから平気!心配かけてごめんねー(笑)」
潤「そうじゃなくて、いろいろ…あったじゃん」
雅紀「…もう10年も経ったんだなって思ったよ。でも、逃げるつもりはないよ。ちゃんと過去と向き合う覚悟はある」
潤「…そっか、辛いときは言って」
雅紀「松潤はやさしーね。ありがと!(笑)」
野菜を洗う。
雅紀「今日も美味しいご飯作って、Aちゃんに食べさせてあげよっと(笑)」
潤「あのさ、前から気になってたんだけど」
雅紀「んー?」
潤「相葉ちゃんってAのこと好きなの?」
雅紀「えっ!?;」
ガランゴロン、と洗っていたじゃがいもがシンクに転がる。
潤「図星か(笑)」
雅紀「好き…なのかなぁ…わかんないけど、守ってあげたいなって思うんだよね…実際は俺が守られてるんだけど(笑)」
潤「じゃあ、あの狐が邪魔だね」
雅紀「あの人には絶対かなわないからな〜(笑)」
潤「…このままでいいの?」
雅紀「うん!この関係を壊したくないし、Aちゃんが幸せならそれで(笑)」
潤「そっか」
雅紀「うん(笑)」
俺は笑って、じゃがいもの皮を剥き始めた。
387人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayane(プロフ) - まっきぃさん» 初めてのコメントありがとうございます!最後まで読んでいただいて感謝です(;;)次回作もよろしくお願いします! (2019年8月21日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっきぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます!コメントは初めてかな。妖狐の二宮さんにどハマりしてしまい、ずっと読んでました(^O^)結末は悲しかったけど、主人公がずっと笑顔で入れて良かったと思ってます。次回作も読みますね!! (2019年8月21日 20時) (レス) id: cc514bee80 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 香織さん» 頑張ります! (2019年8月14日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - 更新頑張ってください (2019年8月14日 8時) (レス) id: 482ce168b0 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - ↓出血多量も含まれます (2019年8月13日 21時) (レス) id: 482ce168b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayane | 作成日時:2019年8月9日 20時