特別な人 ページ3
藍「私、海外出張から戻ったらあそこに住もうと思ってたのに」
潤「藍が？なんで？」
藍「なんでって…一部屋空いてたし、それに毎日潤の手料理が食べられるでしょ？(笑)」
潤「わざわざうちじゃなくてもいいだろ」
藍「じゃあAさんはいいっていうの？今までずっと5人で住んでたのにどうして…」
潤「後から知ったけど、彼女にはいろいろ事情があるから」
藍「事情って何…？」
潤「お前に話すことじゃないだろ」
藍「…それもそうだね」
私は足を止める。
潤が振り向く。
潤「どうした？」
藍「潤、あの人のこと好きなの？」
潤「…何を言い出すかと思えばそれか」
藍「好きなんだ。いつもすぐ否定するくせに」
潤「だったら何？」
藍「…どうしてあの人なの？潤の好きなタイプじゃないでしょ」
潤「俺は好きになった人がタイプだから、タイプなんてないよ」
…そうだ。潤はいつもそうだっだ。
私のことなんてなんとも思ってない。
藍「付き合うの？」
潤「いや」
藍「もしかして、片想い？」
潤「かもね」
藍「信じらんない。今まで狙った子はすぐ手に入れてたのに」
潤「そういう子じゃない」
藍「…そういう子じゃないって何よ」
潤「…あの子は特別なんだ」
そのときの彼の表情、声のトーン。
どれも今まで見たことも聞いたこともなくて、私は戸惑った。
藍「あ、そう。でもああいう真面目タイプな人って、きっと潤のことなんて興味ないよ」
私はそう吐き捨てた。
潤は何も言わなかった。
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なおみ(プロフ) - めちゃくちゃ楽しかったです。癒されました。 (2019年11月13日 10時) (
レス) id: 32ced74999 (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(プロフ) - めっちゃ面白くて更新するのずっとたのしみに頑張っていました！いいお話でした！ありがとうございました！(^^) また他の作品も作る予定がありましたら是非読ませてください！！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 519d2e0163 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - ユメさん» はじめまして！ありがとうございます！(笑)よろしければ新作の方も読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年7月30日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - はじめまして。頭から全部読ませていただきました。正担も副担も違いますが、つい読んでしまいました。ニノ君のことを思うと辛いですがハッピーエンドになってよかったです（涙）ホントにお疲れ様でした！！ (2019年7月29日 17時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 瑠那さん» 私も自分で書いてて思いました…抱きしめてあげたいですよね(泣) (2019年7月25日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年7月18日 8時
