308＊居留守 ページ23
「ルナちゃん、俺…君のことが…す…す…「(ﾊﾞｧﾝ！！)おーい、鉄平いるかぁーー！？」
俺の勇気が…
俺の覚悟が…
あんの大食らい野郎！！
「あれ、トリコさんの声じゃないですか？」
さすがのルナちゃんも気づいたようで、トリコを迎え入れようと身を起こした
「ま、まったルナちゃん！！」
「へぁっ！？」
だがそうはさせない！
とっさに彼女の肩を抱き、もう一度二人してベッドに倒れ込む
残念だったなトリコ！
あいにく、今日はお前に使ってやれる時間はないんだ！
「ちょ、鉄平さ…んんっ！？」
「ごめん、少し静かにしてて！」
ルナちゃんの口を手で塞ぐと、部屋の外に耳を傾けた
「おーい、鉄平ぇー…おっかしぃなぁ…いねぇのか？」
「やっぱあらかじめ連絡取った方が良かったんですよぉ」
申し訳なさそうな声も聞こえる
小松君も一緒にいるのか…
「与作に聞いたらここにいるって言ってたんだけどな」
「また出直しましょう！」
その言葉を最後に、足音が遠のいていった
ふぅ…良かった…
これで一安し「なぁーんてな！居留守なんて使って水臭ぇぞ鉄平！」
突然、部屋の扉を蹴破って入ってきたトリコ
帰ったと思ったから完全に油断してた…
「なんだよ、女でも連れ込んでんじゃ…！？」
同じベッドに横たわっている俺とルナちゃんを見て
トリコは口をあんぐりと開けた
「お前…マジで女連れ込んでんのか…！？」
「て、鉄平さん…最低です！！」
「待て待て待て！よく見てみろよ！ルナちゃんだぞルナちゃん！」
横にいる彼女を指さすと、二人は『なぁーんだ』と、つまらなさそうな顔をした
お前ら…俺が変態のクズ野郎の方が良かったのか！？
「で、なんでルナはそんな不機嫌そうなんだ？」
「え？」
そういえば、さっきから一言も口を開いていない
まさか、怒らせちゃった…？
「ル、ルナちゃーん…？」
「………」
返事が…ない…！？
「ルナちゃん、あの…ごめん！ほんっとうにごめん！！」
土下座しそうな勢いで、俺に背を向けてる彼女に頭を下げる
ルナちゃんは少しだけ振り返ると
「むぅ…鉄平さんの…バカ！」
と、頬を膨らませた
この時の俺の気持ちを正直に言おう
怒った顔も可愛いーーーー！！！！
俺のことを睨み付けるその目も
少し尖った唇も
つり上がった眉毛も
全部可愛いよぉー！！
「あの…鉄平さん…顔、気持ち悪いですよ？」
小松君にそう指摘されても、俺はしばらくの間ニヤつきを止められなかった
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (8月26日 22時) (
レス) @page33 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
零 慈-ﾚｲ ｼﾞ-（元：零ｰﾚｲｰ）(プロフ) - 私も１から読ませてもらってます！とても与作さんやそのほかのキャラへの愛を感じる作品だなあ、と感心してます･･･。作者さんのペースで良いので、頑張ってくださいね！ (2020年12月9日 20時) (レス) id: 7c94df9960 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年9月20日 22時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - １から見させてもらっています とても面白いです ありがとございます (2020年9月17日 22時) (レス) id: 09e4e6eb84 (このIDを非表示/違反報告)
承太郎の帽子(プロフ) - お久しぶりです！この間にゃんこさんの小説を最初から読んでいったらトリコ熱がまた上がっていきました！！更新遅くても首を長くして待っています！ (2020年1月13日 11時) (レス) id: dbaa959796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんこ | 作成日時：2019年6月29日 13時
