僕らの日常

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車についてとりあえず落ち着くまで隣に座てたかな。

たくさんがんばったんだね、おめでとう、なんで声をかければｺｸﾝｺｸﾝと可愛くうなづいて、

健気なんだよね〜、今はあんまり見せてくれないけどさww

スーパーに寄って雑炊の用意を買って帰ったんだよね。

本当はケーキとかお肉とかお寿司とかを買いたかったけど、、、今の彼にはしんどそうだからやめたんだっけ。

家に着いたらとりあえずご飯を食べさせて、お風呂にも入れて、楽な格好にさせた。


僕もおんなじような格好でソファに座って、こっそり持ってきたミラーを手にして膝枕しようとしたら。


ごめんなさいって何度も言いながらまた泣いちゃったんだ。


流石に早すぎたか？でもこんなに拒否するほど苦手じゃなかったはずだよなとも思ったから話を聞くことに。


すると彼の口からとんでもないことが聞かされた。









実は他の歯科医院に「行かされた」んだと。



そもそも昨年度の学校の検診に引っかかったまま放置してしまいしかも今年度の歯科検診を受けていなかったそうだ。


そんな状況だったからかこの前の12月、授業中に歯が痛くなってしまい、保健室の先生の付添で校医の先生の歯科医院に行くことになってしまったみたい。

その時周りの子から、虫歯なんて汚い子がなる病気だとか、歯医者が怖いなんて弱っちいとか、虫歯になるのは悪い子だからだとか言われてしまい、中にはそんなんじゃお受験受かんないよ、なんていう子もいたそうだ。

しかも行った歯科医院で、既に生えていた大人の歯を虫歯にしたことやその数が多かったことなど頭ごなしに言われたんだって。しかも治療の痛みを知りなさいとか言ってきて、魔法の薬(麻酔って教えてなかったからね)をせずにしたんだって。


ひどすぎやしないか？？

というかこの子はこれを一人で抱えていたのか？？


多分だけどこの学校は富裕層が住むエリアだったからか虫歯のない子が多く、ここまで酷い子が珍しかったんじゃないのかなって思った。

まあそんなこと当時のだいきがわかるわけないからさきっと相当ショックだっただろうね。

その頃には合格圏内にいたらしいけど多少なりともだいきの心に影響を与えただろう。


むしろこんなに言われてよくがんばって、よく受かったよ。


改めてしっかり褒めてちゃんと丁寧に最後まで直すこと、痛みがある時は今までみたいにちゃんと説明することを約束したら、ちゃんと理解してくれた。

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