な組の組長に拾われました2【紫】

47 ページ3

な「A、大丈夫？」



スタッフさんにカップルと勘違いされ半ば無理やり連れていかれたウォータースライダーを乗り切った俺とA。


『私は大丈夫だよ…wてか何が起こったかよくわかんないw』




まあ色々あったけどAが楽しそうなら何でもいいや……






そう考えてしまう俺はだいぶ末期なんだろう。



あ「二人ともー！！ウォータースライダーどうだった！？」




『楽しかったよー！』






あかねちゃんと話しているAの後ろで、他の6人がニヤニヤしている。





莉「なーーーーあーーーーくんっ」



る「Aちゃんとのーーー？」



こ「ウォータースライダーはぁーーー？」



さ「楽しかったかーーーーいww？」







ジ「いや俺の言うことなくなったやんやめてや」





な「なんでそゆこというのほんとやめて？」


ジ「なーくんそして俺のこと流さんといて？？？」




ていうかこの6人後ろから見てたのか……




さ「ねぇなーくんさっきのウォータースライダーの写真撮れてるけどいる？」


な「いる(即答)」




ちなみに見せてもらったけど、これはAが可愛すぎた。無理だわしんどい。





る「これは盗撮という犯罪なのでは…？」



ジ「いや俺ら仕事的にもうアウトやでw？」



こんな感じでみんなわちゃわちゃしだすな組。






『あ、あのなーくん……！』




後ろからAが話しかけてきた。




『脇腹…！ラッシュガードからチラ見えしてる…』





Aが指さしたのはな組の組員に入っている入れ墨。




俺の場合、脇腹に藤の花の入れ墨が入っているからラッシュガードのはじから見えてしまったんだろう。





な「あ、ごめん嫌だったよね」




『ち、ちがう、嫌なんじゃなくって……』




もごもごと何かを言いたそうなA。




『ちがくて…いやその、かっこいいから………見せたくない！！』






な「え、？」








『なんか……ちょっとその………え、えっち…///………じゃん！！！だから！周りの視線集めてるからっ！！』




顔を真っ赤にして言うA。




え、それ俺が周りに見られるのが嫌ってことだよね？




これちょっと期待していいやつ？？？？




な「う、うん、そだね？前チャック閉めようかなぁっ」






ヤバい。俺もテンパりすぎて声裏返った……







これちょっと脈ありかもって思っても……いいのかも、しれないかもしれなくもない……………

48→←2人に質問してみた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す