な組の組長に拾われました2【紫】

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桃の花言葉・天下無敵







な「さとみくんのタトゥーを桃にしたのって、何でだと思う？」





さ「…………わかんないけど、なんで？」




いつの日か、なーくんとこんな話をした。




な「桃の花言葉は天下無敵。さとみくんはいつでもみんなを引っ張っていく無敵な存在だからね」












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さ「Aちゃん……俺たちが絶対、絶対助けるから………」



俺は、俺は天下無敵のな組の組員だ。




足が動かせなくなっても、ころんのことを助けてやれなくなっても、まだやれることはある。








なーくんから頼まれたこと。俺が相手の組を内側から攻めなきゃいけない。




るぅとからハッキングはたくさん教わった。





さ「莉犬、そっち側の通路の方が警備薄いと思う。ころん、そっちトラップあるから気をつけろ」




る「さとみくん、ちゃんとできてるじゃないですか……」


イヤホン越しにるぅとが褒めてくれる。






さ「…………俺のこと誰だと思ってんだよ、天下無敵のさとみだぞ？」








な「俺が言ったこと覚えてくれてたんだね、」




当たり前だろ、俺を救ってくれたなーくんの言葉なんだから。




だからこそ、なーくんの信じているAちゃんのことも救いたい。







待ってろ、あと少しだから………





さ「なーくん、もうちょい莉犬とるぅとが敵蹴散らして少なくしたら組長のとこいけるよ」





な「………今すぐ行きたいって言ったら？」





まあ、そう言うだろうな……w





さ「ちょっと危険だけどいい？」




な「もちろん」





さ「そこの突き当りのドア、ゆっくり下側押すと隠し通路があるんだよ、組員が内緒で使ってるっぽいやつ……。


そこなら最速で組長の部屋までいける、ただしトラップの量がえげつない」






な「さとみくんどうにかして」




さ「分かった分かったやるってw」



















なーくんとAちゃんのことは、俺たち全員で守ってやるから

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