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#4 ページ30

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ー Side さとみ ー




さくの大学まで迎えに行こうと駅に着いた。



いやぁ、彼氏みたいでよくね?
なんてニヤニヤしながら足を進める。




「あ〜、超イケメンじゃない!?」

「声かけようよ!」

「ねえねえ!お兄さんかっこいいね!」



やっべぇ...、変なパリピに捕まった。
てか全然興味ねぇ。



さとみ「そういうのいいんで」

「いやいや!私達は遊びたいなぁって!」

「いいじゃーん、ね?」




谷間強調すんじゃねぇ。
さくの胸にしか興味ねぇんだよ。



さとみ「俺彼女いるんで。いやもう結婚するんで」




え?


近いうちにそうなるから。
嘘じゃないから!




「もったいないよ!たくさん遊べるのに!」

さとみ「まじでいいから」



何だこいつら。
異常なくらいに絡んでくる。




さとみ「あのさぁ、俺はお前らに使ってる時間ないんだよね。1秒でも長く彼女といたいのわかる?」



ほぼキレながら言った。

相当顔が怖かったんだろう。
さすがに怯んだ。



その隙に一歩踏み出して大学へ向かう。








「まぁ、よかったんじゃない?時間稼げたじゃん」

「”ゆうや”上手くやれよ〜こっちは報酬目当てでやったんだから」




...は?


アイツらの無駄に馬鹿でかい声は俺の耳に入った。





進めた足を止めて振り向く。





さとみ「ねぇ、その話何?」

「えっ?」

さとみ「俺結構勘はいいんだよね。ゆうやって誰なの?時間稼ぎって何?」

「いや、ねぇ?」

さとみ「いいから教えろよ。お前らもまとめて警察突き出そうか?」




全然内容わかんねぇけど。

悪いことしてんなら警察恐るだろ、なんて思ったら案の定吐いた。





ゆうやって奴がさくを誘拐した。

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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月5日 21時

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