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#2 ページ25

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編集しなきゃ...、そう思ってパソコンの前に座った。






この編集してる動画、みんな望んでるのかな。





わかってる。


最近チャンネル登録者数が54万人になった。
フォロワーもあと数千人で30万人。




求めてくれる人がいるってわかってる。



でも、自暴自棄になってるんだ。





どうせやっても見てくれない。
そういうふうに思ってしまう。







『はぁ...』


ネット活動してなければアンチなんてないのに。
いつまで経っても強くなれない。






ピンポーン、、






びくっとした。




思い出した。

昔アンチが家にやってきたときのこと。



あれもこんな感じだったな。
さとちゃんが大好きだったリスナー。




私がいなければ害悪になんてならなかったかもなのに。






ピンポーン、、




何度か鳴るインターホン。







怖すぎて恐る恐る近づいて音を切った。





出る勇気さえもなくなってしまった。








リスナーは私が辞めることを望んでるのかな。

私のリスナーだってすとぷりを辞めてほしいって言ってたんだ、辞めたら平和になるのかもしれないね。






何分経ったのか、それとも数時間経ったのかわからない。


ただすとぷりメンバーの事を思い浮かべては枯れるくらいまで泣いた。






どんどんどんっ...、




玄関のドアを叩く音がした。




怖い。









「さくちゃん!お願いだから開けて!」

「さくちゃん!」







...え?


昨日まで一緒にいた2人の声がする。

わからない、幻聴?




「さくちゃん!...さく!」





あ、なーくんだ...。
たまに聞ける、なーくんのさく呼びだ。




好きなんだよなぁ...。





大好き。

#3→←☆アンチ



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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年4月27日 17時

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