先生【 ころん 】

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そしてあっという間に迎えた夏休み


一応補習は毎日あるわけではなくて


夏休みのうちの3分の2くらいらしい


そんで私が行くのはその内の3分の1


あーだるいなあ…本当なら家でだらだら素敵な夏休みライフを送ってたのになあ


本当ついてないわー


もう既にこの炎天下にやられて死にそう←


『溶けるー』


とだらだら歩いていると


こ「有里そんなだと余計暑くなるぞ」


私はめちゃめちゃゆっくり先生の方へ顔を向ける


こ「ふは、お前行動の遅さと言いその顔と言い…やばすぎだろ笑」


一応華のJKだろ？とかなんとか言って笑ってる


『先生…その言い方おじさん臭いです』


こ「そ、そんな事ねーから！僕まだまだ若いから！」


『精神年齢は低そうですよね←』


こ「お前…言ったな？そんな奴にはお仕置きじゃー」


その言葉と同時に首元にひやっとした感覚


『うわあ』


自分でもびっくりするほど女の子らしくない反応が出てしまった


こ「もうちょい女子らしい反応しろよ笑 きゃーとかさ笑」


ちょっとバカにしたように言う先生


『人は本当にビックリするとそんな声出ないんですよ、てかなんなんですか！』


と先生の腕を掴むと先生の手には冷たいサイダーがあった


こ「ほい、これやるよ。熱中症には気をつけろよー」


そう残して先生は歩いていってしまった


私は暫くその場に立ち尽くしていた





…不覚にもきゅんとしちゃったじゃん

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