東卍の宝 壱【男主】

回想 ページ37

2003.8.13




一虎「場地!!今日の夜あいてる？」

場地「え、あいてるけど」

一虎「じゃあ武蔵神社集合な!!」

場地「？おう」

一虎「あ、A!!」

「んー？なに一虎」

一虎「A、今日マイキーといる？」

「ん？約束してねーよ？」

一虎「じゃあ今日俺と遊ぼーよ」









"マイキーに内緒で武蔵神社来て"

あの日特服をもらったカフェで屯していると一虎に

耳打ちされた。





マイキーはいつも通りドラケンが頼んだパフェ

全部食って怒られてて

三ツ谷は特服の仕立てで疲れたのか爆睡中。

パーはトイレにいってて

俺のそばには一虎と場地だけ。






場地と誘われたが何も聞かされてないような顔をしている。

「ぁ……」

たしか漫画の世界では

一虎が真一郎くんを殺してしまう日は

今日だったっけ。









「いいよ。」

一虎「やった決まりー！」









俺がそばにいれば大丈夫。

止められる。

多少未来は変わってしまうかもしれないけど

なんならなにもこれから起こらないで

東京卍リベンジャーズの世界は

なくなるかもしれないけど

それで幸せに楽しく暮らせるならいいと思った。

タケミチにも どこにいるかは知ってるから

1から会って知り合えばいいと思った。









そんであっという間に夜になり

待ち合わせの武蔵神社に向かってる。

俺は愛車なんて持ってない。

いつもマイキーの後ろに乗ってるから

歩いて向かう。









男「ねぇー嬢ちゃん」

「…」







見た目が小柄で髪色がピンクベージュな俺は

よく前世界の小さい頃も女の子に間違えられることは多々あった。

中学3年生くらいからやっと

身長も伸びだして男っぽくなったんだっけな









「すみません俺男なんで」

男「ﾁｯんだよ」

男「え、でもいけるくないすか？こいつなら」

男「げぇお前そうゆう趣味？」

男「違いますけど！！」








6人くらいの大学生不良に囲まれて

そんな会話をされる。

いやいやいや、お前ら良くても俺良くないし

「…急いでるんd」




ガシッ


男「…ねぇきみみたいなちびっ子がこんな夜に出歩いちゃダメっしょ？」



ゴツッ


「…、かず、とら」

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