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「じゃあ未来。」
来瀬「はい？」
「どうしても辛くなったら 東卍にこい。」
来瀬「ぇ…、？」
「東卍には俺がいる。俺が 未来を助けてやる。辛くなったら遠慮なく逃げてこい、そんで 颯美に呼ばれたって言え。」
未来は、
違う未来だけど。
姉ちゃんもいて、前の世界の未来と
何も変わらない。
だから助けたい。
ただの俺の 自己満。
前の世界から逃げた俺の
自己満になってしまうかもしれないけど
それでも未来は 助けなきゃ行けない
そう俺の頭が言っている。
来瀬「…俺、Aくんが慕われてる理由わかった気がします笑」
「え？」
来瀬「わかりました。どうしても逃げたくなったら遠慮なく、Aくんの元へ行きます」
へにゃっと笑ったこいつの笑顔が
あいつに重なる。
ちゃんと好きだったから
ちゃんと必ず好きになれたから
漫画の世界だとしても
決められた運命だとしても
好きという感情はちゃんと本物。
今も、ちゃんと好きだ。
今は俺の事なんか知らなくて
違う人を好きだとか
普通に嫌だ。
けどそれでいいと決めたのは俺だから
それでいいから マイキー達と生きてみたいと思ったのは
俺だから。
「ちゃんと生きなきゃ、な笑」
来瀬「え？」
「ううん。なんもー。じゃ俺ここで」
来瀬「え、びょういん…？」
「俺抜け出してきたからさ」
来瀬「ちょ、、」
「じゃ、またな」
来瀬「…ハイ！！また」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
病院の入口まで行くと
東卍のやつらが俺に気付きもせず騒いでる。
ドラケン、助かったんだ。
良かった
タケミっちも8.3が過ぎたことに
きっと喜んでいるところ。
じゃあマイキーは…
ザッザッ
静かな病院の中庭に
俺だけの足跡が響く。
しばらく歩いて病院の裏っぽいところに着くと
小さい頃からよく聞く鼻をすする音。
「……マイキー」
マイキー「っ！！はやみん」
「説教、すんじゃねーの？」
少しでも明るくさせようと
ふざけて笑いながら言うと
マイキーは顔を拭って笑った。
マイキー「ドMか」
「ははっ、うるせぇぇ」
マイキー「口悪いまま？」
「え、あー。こっちのが楽かも」
マイキー「そっか笑 …ねぇはやみん」
「おう？」
マイキー「ありがとう。多分 はやみんいなかったらケンちん…「生きてたよ。俺居なくても」!!」
「この世界には最高のヒーローがいるからな」
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あむ - え、超面白いです！次の更新が死ぬほど楽しみです!!応援します！無理のないよう体調に気をつけて頑張ってください!! (2021年8月5日 19時) (
レス) id: ff2f2b0e1a (このIDを非表示/違反報告)
ふじ(プロフ) - 初めまして！毎日更新楽しみに待ってます！！無理のないよう頑張って下さい。応援してます！！！ (2021年8月5日 15時) (レス) id: 7db00b7f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧 | 作成日時：2021年8月5日 14時
