賑やかなラーメン屋さん （コラボ） ページ4
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「らっしゃーい…て、また来たのお前 」
「またって失礼ですね。一応お客様ですけど？ ねえ、さくま」
「ばけものぉ、りゃーめんたべにきたじょ！！」
後輩の隣で両手広げてわーいわーいと騒ぐおチビ。
ちょうど人が引いたタイミングで来たのは多分子供が居ることを気遣ってだろうな。
「おーさくま良く来たな。これやるわ」
「にゃに〜？」
おチビさんの目線に合わせて屈んで、子供達用にと彼女が用意してくれている棒付きの飴を「ほら」と顔の前に出してやった。
すると大きな黒目がキラキラと輝いて、パッと俺の手ごと握り締める。
小さな手だな。
「A〜」
さくまはカウンター席に座ったAをうるうるな目で見上げてる。
なんだ、なんだ？
「どうしたあ？ 要らねえの？」
ふるふる。
うるうる。
「ふふ、良いよ。でもご飯食べてからね？」
「はわわわ！ うん！」
ああ、なるほどね。
「ちゃんとお礼を言うんだよ？ バケモノだけど一応ね」
「おおおい！一応って言うなー！」
「バケモノ！ありがちょ〜！」
「お、おう！ つうか、ちゃんとやってんじゃん」
「何を？」
「子育て？」
「やってないよ。さくまがお利口なだけ」
「ふうん、そっか」
素直じゃねえAの頭をちょっと強めに撫でたらムスッとされた。
「ラーメンでいいの？」
「うん。あ、ちゃんと飾ってくれてんだ？」
「んあ？ ああ、彼女がね」
「ふうん」
回る椅子を半回転させて、店の中を散歩中のさくまを見ながら俺には背を向けたAがボソッと言った。
「気付いた？」
「……ありがとな」
さくまの絵の隅っこに小さく書かれた俺宛のメッセージ。
"バケモノ、お幸せに"
最初に気がついたのは、その絵を壁に貼り付けていた彼女だったけどな。
重いくらいのメッセージに、ほんの少しズキンと胸が痛んだことは言わないでおくわ。
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ゆきんこ(プロフ) - acoさん» aco様、コメントありがとうございます！ただ風呂場でイチャつかせたかったから出来たお話です（笑）キュンキュンしてもらえて良かったです(^^)手馴れてる黄色さんに愛されましょう（笑） (2021年5月1日 17時) (
レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
aco(プロフ) - ゆきんこさん！照かっこよすぎます！！キュンキュンしました！照となんてお風呂入れない！そして、分かっているけどちょっと慣れてるの嫌だ（笑）とても楽しかったです！これからも楽しみにしています！ (2021年5月1日 14時) (レス) id: 5529cc6a26 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様、コメントありがとうございます(^^) 青色さんのお話もそうですが、番外編は書きたいものがあれば、また誰かのお話を追加させてもらいますね☆ (2021年4月19日 16時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 翔太くんは特別編にありましたね;;ごめんなさい。 (2021年4月19日 8時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 翔太くんのも楽しみにしてます！ (2021年4月19日 7時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年9月30日 14時
