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レ「…落ち着いた?」
『はいすみません本当に』
ソファに座り慰められながらも何とか涙を乾かした
穴があったら入りたいというのは、きっと今の私の心情を表すためにあるのだろう
お「まさかAが泣くなんてびっくりやわ!!」
せ「もうおれまじで驚いたw」
そんな言葉にまた恥ずかしさが増す
久しぶりの再開にも関わらず、先輩達の前で今までで初めて泣いてしまったことに後悔しかない
ば「ま、そんくらい俺らに会いたかったってことよね?」
ろ「もーかわいいなぁ!Aは!!」
そう言って抱きついてくる蓮さんから抜け出す
『ちょ蓮さん邪魔…』
ろ「邪魔ま??」
相変わらずうるさい蓮さんの声に笑っていると、レダーさんが後ろで微笑んでいる姿が目に入った
レ「…とりあえず休憩だしここでチルだね」
せ「さんせーい、たっくさん話したいことあるんだけど!」
そう言って横に来る芹沢さんはいつまで経ってもかわいい
これを本人に言うと怒られてしまうため、口を噤んだ
ト「じゃあ俺お茶入れてきます!」
ケ「手伝いますよ」
お「ありがとなケイン、トピオ〜」
音鳴先輩にそう呼ばれる2人はキッチンへと消えてしまった
このギャングの構成員の人なのかな、と考えながらキッチンを眺めていると芹沢さんに手を握られる
せ「Aはギャングしないの?」
『…はい?』
お「ちょ、おま…聞くの早いやろ!!」
ろ「芹沢まてまてまて…」
レ「もう待ててないんよね笑」
突然の言葉に固まっていると、そんな芹沢さんの行動に焦っている様子の他の先輩達
困惑しながらもとりあえず話す
『えっと警察やってるんで…』
せ「え?警察とかやめればよくない?」
ば「あははw」
レ「っ…w」
予想だにしないことを言い始める芹沢さんに頭が追いつかない
キッチンからも小さな笑い声が聞こえた気がした
『さすがにそれは無理ですかね、』
せ「なんで?俺らとギャングしよーよ」
お「まぁ言うのは早いけど結局そういう事やもんな」
そう言ってだんだん頷き始める皆に疑問しかない

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作者名:ごーすと | 作成日時:2025年1月3日 8時