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いつものように街をパトカーでパトロールしていると、突然通知が鳴る
“客船来たー!”
“レッツゴー”
無線からの相変わらず騒がしい声に大型が来たということを再確認する
警察署までヘリを走らせて、ヘリを取りに行った
屋上に向かうとすでに一台ヘリが出ているのが見えた
ら「行くかぁ客船」
『ですね』
ナツメさん今日いないのかぁ、と呟くらだお先輩の声を聞いて少し不安を覚える
ら「ま、いけるでしょ」
『…大丈夫ですかね、』
2人でいけるよ、と最後に言ってヘリで飛んでいくらだお先輩
その後を追うようにヘリを出して客船へと向かった
“船尾1いるからね、まるーん気をつけて”
“これ我登れそうか?”
“うーん皇帝後ろ回った方がいいかも”
らだお先輩の的確な指示を片耳に入れながらも、客船の上から周りを警戒する
しばらくするとピコピコと無線が連打された
“あ、まるーん?”
“いますよ”
“皇帝?”
そうオルカ先輩が聞くとまた無線が連打される
“皇帝いかれたなぁ、”
“じゃあ後ろ回ろうか?”
“いやー…まだ危ないからそこいていいよ”
了解、とまるーん先輩の声を最後に静寂が流れる
お互いに膠着状態の中でオルカ先輩の声が無線で響いた
“これあれだな、最近よく見るピンクギャングだな”
“あー確かに服見えたかも”
噂のピンクギャングと呼ばれているギャングが相手だということを知って緊張感が増す
今まで何故か不思議なほど事件対応をする事がなかったが、やっと実際に戦うことが出来そうだ
“ならAヘリ気をつけて、結構強いから”
“はい”
確か前に強いヘリの人がいるとか言ってたっけ、と過去の記憶を探る
そんな事を思いながら客船の周りを回っていると無線からマンゴー先輩の声がした
“今砂浜きた、誰か船までつれてってー”
“あーA今行ける?”
“了解です、迎えに行きますね”
砂浜に近づいて立っているマンゴー先輩を確認する
近くにヘリを降ろして扉を開けた
マ「ありがとー」
船に乗り込むマンゴー先輩を見ていると、ふと上に黒い影が覆いかぶさるのを感じる

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作者名:ごーすと | 作成日時:2025年1月3日 8時