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ヘリを屋上に着地させ、ガレージに直してから階段を下りる




オルカと急ぎ足で一番下まで駆け下りて牢屋の扉を開いた






ぺ「お前らだってことは分かってんだよ!!」




ば「やだなぁ、誘拐なんて人聞き悪いね」






早々に聞こえてきたのはそんなぺいんの怒声と、気の抜けた低い男の声だった




状況から察するに中々の言い合いになっているのだと予想する






マ「誘拐でしょそれ以外なんかあんの」




ば「あー、君あの時Aの隣に居たっけ」




マ「は?」





そう言って後ろにかけていた銃を取り出そうとするマンゴー




その様子を見た隣に居た皇帝が慌てて止めていた






マ「…皇帝、俺撃たないと気が済まない」




皇「マンゴー落ち着いて!冷静になるんだ!」






そう言って落ち着かせられるマンゴー




不満げに銃をしまうと、目の前の男を鋭い目で睨んで牢屋から出ていってしまった





皇「…ぺいん、そのもう1人のやつ調べた?」




ぺ「まだ、今から調べるわ」






出ていってしまったマンゴーに悲しげな視線を向けながらぺいんにそう聞く皇帝




他の人達はまだ現場の処理をしているのか、この場には俺とオルカを含めた4人しか警察官が居なかった






レ「あー調べなくても自白するよ」





そう言っておめんを取ってフードを下ろす目の前の男





皇「は?」



オ「え」



ぺ「な、お前…なんで」




レ「やっと気づいた?レダーだよ」





言葉を失うぺいんと皇帝とオルカ



確かこいつはレギオンや警察署前でホットドッグを売っていた男だ




3人とも行きつけで仲良さそうに話していたため、中々のお気に入りの飲食なのだとあの時は思った





皇「なんでこんな事したんだよ!!」




レ「俺は犯罪をしにこの街に来たんだ」




ぺ「お前…本気で言ってるのか、?」





力なくそう言うぺいんは余程ショックだったのだろう



皇帝も怒りが込み上げてきている様子だった





レ「本気もなにも、勝手にそっちが白市民だって思い込んでただけでしょ?」




オ「…ずっと黒だったの、」




ば「レダーが警察署前で情報取ってくれるから助かったよ」




皇「な、お前ら…!」






ズボンを強く握る皇帝の手が震えていた




きっとこの3人は俺が思っている以上に何倍も悔しくて、悲しい感情で溢れているのだろう

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作者名:ごーすと | 作成日時:2025年1月3日 8時

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