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オ「金持ち捕まえられなかったな…」





助手席でそう呟くオルカを横目に見ながらも、警察署に向かってヘリを飛ばす





結局今回のリグは金持ちには逃げられてしまった



それでも何とか2人は捕まえたらしく、きっと今頃牢屋の中で質問攻めにあっているのだろうと予想がつく






オ「…大丈夫か?らだお」




ら「え、俺?なんも無いけど」





突然心配そうに覗き込んできた丸い瞳に、少し驚きながらも返事をすると呆れたように溜息をつかれた





オ「もう最近頑張りすぎじゃないか?休みも大事だぞ」




ら「…うん、わかってる」





分かってるなら良いんだけど、と口を尖らせながら不満そうに言うオルカ






別に疲れている訳では無い




警察業務だって前と変わらないし仕事も順調だ





ただ1つ変わったのは、無意識のうちに彼女のことを考えてしまうことだけ




もしここに彼女が居たらなんて何回も考えてしまう





そんな理由でぼんやりする事が多くなったせいか、他の署員たちからよく心配されるようになってしまった






早く彼女に会いたい






そんな気持ちで頭がいっぱいになりながらも、少しスピードを出して警察署へと向かった







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作者名:ごーすと | 作成日時:2025年1月3日 8時

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