復讐の姫君~新世界編~

45話 ページ7

今日は、ローと私がパンクハザードへ旅立つ日。

みんなが外へ送りに来てくれた。

ペ「ユーリ、船長頼むな。船長も気をつけて！」
シャ「二人とも絶対生きて帰ってこいよ！」
べ「俺達待ってるからな！」
「うん！みんな絶対帰ってくるね！」
ロ「お前ら大袈裟だ…ユーリ、早く行くぞ…」
「もう…じゃあみんな！行ってきます！」
全「「「「「いってらっしゃい！キャプテン！ユーリ！！」」」」」

そうして、私とローはパンクハザードへ旅だった。

パンクハザードへの道のり、私はローの過去の話を聞いた。

故郷が政府によって焼かれたこと。

ドンキホーテファミリーに入ったこと。

コラさんのこと。

ローの過去はとても残酷で、悲しかった。

ローはずっとその傷を抱えて生きてきたんだ。

私はローを抱きしめてあげたくなった。

だけど、抱きしめるのは今じゃない。

全てが終わってから…。

そうこうしているうちにパンクハザードへ着いた。

この島にいる元政府の科学者シーザー・クラウンの研究所に私達は入っていった。

シ「パンクハザードに滞在を？」

突然入ってきた二人にシーザーは訝しげな顔で聞く。

ロ「この研究所内と島内を歩き回れりゃそれでいい。こっちもお前の役に立つ何かをする。互いにつまらねぇ詮索はしない。
ー勿論おれがここにいることも他言するな『JOKER』にもだ」

とローが言うとシーザーはニヤリと笑った。

シ「…訳知りじゃねぇか…なぜそこまで知ってる。」
ロ「なんも知らねぇど素人が飛び込んで来るのとどっちがいい？」
「シュロロロロ…!!同じ穴のムジナってヤツか…信用は出来ねぇが害はねぇかもな…なぁモネ」

シーザーは後ろでメガネをかけて何かを書いているモネと言う女性に話しかけた。

モ「"北の海"出身"死の外科医"能力は『オペオペの実』医者なのね。それから"死の花"ユーリ・フローラ能力は『ウゴウゴの実』あと、植物を操れるのね。この島には毒ガスに体をやられた元囚人達がたくさんいるけど治せる？」

そうして、私たち二人は滞在を許された。

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