page148 少しでも近づきたい ページ8
ーカケルsideー
「さぁて！プリズムショーも終わったから、夕方の６時まで自由行動だよーん！かいさーん！」
カケルの指示を聞き、わらわらと動きだす仲間達。
レオ「ユキさま！一緒に行ってもよろしいですか？」
ユキノジョウ「あぁ、もちろんだ。」
予想通り、皆グループを作り始めた。タイガはカヅキと、ミナトはコウジと、シンは…
シン「カケルさん！ついて行ってもいいですか？」
これも、予想通りかな。
カケル「もち、大丈夫よん。それじゃあ…」
ふと視界の隅にヒロとAの姿がうつった。どうやら行動を共にするようだ。
カケル「…せっかくなら、一緒に…」
シン「え？」
カケル「あ、いやいやなんもない…」
シン「Aさんですか？」
あれ？バレるの早くない？
Aと一緒に行きたいという気持ちは案外すぐ気づかれてしまった。バレたらバレたでかなり恥ずかしい。
カケル「え。あ、まぁ………うん。」
シン「じゃあ、誘いに行きましょう！」
カケル「は？え、ちょシンちゅわん！？」
返事も待たずにシンはカケルの腕を引きながら２人のもとへ駆け寄った。
シン「あの！よろしければ４人で行きませんか？」
突然のことに目を丸くする２人だったが、その後優しく微笑み「いいよ」と口を揃えた。
シンがお礼を言うのに続きカケルもお礼を言った。こんなにもあっさりOKしてくれるなんて…
ヒロ「それで、どこ行く？沖縄って何がおすすめなのかなぁ。」
カケル「あ、お土産買いに行きませんか？向こうにたくさんお店あるんで！」
ヒロ「お、いいね！さすがカケル！」
全員カケルの案に賛成し、そのままお店の方へひたすら歩く。シンやヒロと会話をしながらも、意識は常にAの方にあった。
あぁ…緊張する…
憧れでありファンであり、あの画面でしか見れなかった彼女が今目の前にいるとなるとやはり緊張してしまう。もう何日も見ているのに慣れないものだ。
ヒロ「ねぇ、カケル。あの辺りかな？やけに賑やかだよ。」
カケル「あ、そうですね。あと少しです。」
シン「皆さんは、何を買う予定なんですか？」
隣でシンが問いかけた。
ヒロ「う〜んそうだなぁ。何か珍しいもの欲しいよねぇ。」
カケル「あ、あの、Aさんは？何が欲しいんです？」
目が合った。それだけで顔全体が熱くなる。でもせっかくのチャンスだ。仲良くなるために積極的に話しにいかなければ。
A「…沖縄料理。」
食べたいだけかぁ………
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kiko(プロフ) - コノミさん» コノミさん、いつも読んでくださりありがとうございます！本当ですか！とても嬉しいです励みになりますｯｯどうぞこれからもよろしくお願いしますね♪ (2020年4月9日 18時) (
レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
コノミ(プロフ) - めちゃくちゃずっと読んでてめちゃ胸キュンします！！このシリーズは大好きなので 頑張ってください！ (2020年4月9日 0時) (レス) id: c314281d85 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - えぃかさん» えぃかさん、読んでいただきありがとうございます！好みｯｯとても嬉しい褒め言葉です……まだまだ下手な文章ですがこれからも見ていただけると嬉しいです♪ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
えぃか(プロフ) - めっちゃ好みの小説です！！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2020年2月11日 1時) (レス) id: 12b917d369 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - いちごみるくさん» いちごみるくさん読んで頂きありがとうございます！そう言ってもらえて光栄です……(><)嬉しいです頑張ります！ (2020年1月13日 14時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiko | 作成日時：2019年3月24日 2時
