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page145 止まらない ページ5

「頑張りすぎ…?俺が?」

疑問を口にするとAはコクりと頷いた。

A「自分の事は後回し……じゃありませんか。」

確かに、コウジやヒロの意見を優先することが多いけど…

A「花火。」

カヅキ「花火?」

A「この花火だって、本当はみんなでやりたかったんですよね…?」

図星をつかれて思わず目を丸くする。

カヅキ「え、なん…でそれを……」

A「……ホテルに着いたあたりからそわそわしてたので……」

ば、バレてたーー!やっべぇ俺そんなに花火やりたいオーラ出てたのか!?

カヅキ「はっず…い……」

片手で顔を隠すと、くすっという笑い声が聞こえた。

A「…やりたいことはやりたいって、言った方がカヅキさんらしいですよ。」

カヅキ「……っ!」

穏やかな笑みを見せたあと、Aは申し訳なさそうに笑った。

A「まぁ…その…私が言えたことじゃないですけど…。」

まさかAからこんな事を言われるなんて思ってもいなかった。驚いたが、彼女の言葉は確実にカヅキの胸に響いていた。

カヅキ「いや…ありがとな、A。確かに最近は遠慮がちだったかもしれない。あいつらに楽しく過ごして欲しく……」

A「カヅキさん…あの。」

カヅキ「え?」

A「鼻血……出てますけど。」

カヅキ「!?」

慌てて鼻を擦ると赤い血が手の甲についた。

カヅキ「わっ!まじかっ。なんでだ!?」

A「あー…ちょ、早く戻りましょう!」

2人は小走りで別荘の方へ向かう。

カヅキ「うぉああっ!垂れるっ!」

A「あ、あとちょっとですっ。わぁ抑えて抑えて…っ!」

その後もカヅキの鼻血はしばらく止まらなかった。

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kiko(プロフ) - コノミさん» コノミさん、いつも読んでくださりありがとうございます!本当ですか!とても嬉しいです励みになりますッッどうぞこれからもよろしくお願いしますね♪ (2020年4月9日 18時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
コノミ(プロフ) - めちゃくちゃずっと読んでてめちゃ胸キュンします!!このシリーズは大好きなので 頑張ってください! (2020年4月9日 0時) (レス) id: c314281d85 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - えぃかさん» えぃかさん、読んでいただきありがとうございます!好みッッとても嬉しい褒め言葉です……まだまだ下手な文章ですがこれからも見ていただけると嬉しいです♪ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
えぃか(プロフ) - めっちゃ好みの小説です!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2020年2月11日 1時) (レス) id: 12b917d369 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - いちごみるくさん» いちごみるくさん読んで頂きありがとうございます!そう言ってもらえて光栄です……(><)嬉しいです頑張ります! (2020年1月13日 14時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiko | 作成日時:2019年3月24日 2時

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