page160 変わったショー ページ20
ーなるsideー
いとちゃん、さすがだなぁ。
先程終わったいとのショーの余韻に浸りながら、Aの登場を待つ。いきなり勝負を持ちかけられたAのことが少し心配だ。
大丈夫かな、などと心の中で呟いていると、ステージ上に彼女は姿を現した。
「お願いします。」
Aがそう言うと、照明が落ちる。
始まる……そう思った時、何度も聴いたあの曲が流れ始めた。
なる「ハートイロトリドリームっ！」
今までの表情が嘘のように、明るい笑顔で歌い、踊っているAを見て、心配していた気持ちがすべて消え去った。
振り付けを完璧にマスターしている彼女は、とても可愛らしい。だが、なるは違う何かも感じ取っていた。
可愛いでもかっこいいでもない、不思議な魅力を。
「プリズムラーイブ！」
あぁそうか。この子もプリズムライブを……
美しく滑りながらピアノを鳴らし、この場にいる全員を魅了する。やがて踏み込んで、宙に舞い上がった。
「スタースプラーッシュ！」
ジャンプの形も美しい。一体誰に教わっているのだろう。
「二連続！煌めき！フューチャースター！」
とんとん拍子にジャンプを決めていく。
「三連続！スターダストシャワー！」
また、飛ぶ。そう思った瞬間、周りの空気がガラッと変わった。色で言えばそう、青からピンクに。急にAのオーラも変わったのだ。
「四連続！」
あ、知ってる…
「100パーセント！」
このジャンプは…
「「ピュアピュアアロー！！」」
私のセブンスジャンプだ。
そのジャンプが終わると、Aはもう滑るのをやめた。四連続、いとより一回少ない。ジャンプ数で勝敗を決めるのならばいとの勝利である。しかし、なるはどちらに票をいれるか、すでに決めていた。
いと「終わったね。それじゃあ意見を聞かせてもらうよ。」
本当はいとの味方をした方がいいのかもしれない。だが、なるは自分に嘘はつきたくないのだ。
いと「じゃあまず、あたしのショーの方が良かったって人は？」
なるほど、挙手制か。いとちゃんに挙げる人は……。あれ…？
page161 爆発した怒り→←page159 本気の熱、熱いショー
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kiko(プロフ) - コノミさん» コノミさん、いつも読んでくださりありがとうございます！本当ですか！とても嬉しいです励みになりますｯｯどうぞこれからもよろしくお願いしますね♪ (2020年4月9日 18時) (
レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
コノミ(プロフ) - めちゃくちゃずっと読んでてめちゃ胸キュンします！！このシリーズは大好きなので 頑張ってください！ (2020年4月9日 0時) (レス) id: c314281d85 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - えぃかさん» えぃかさん、読んでいただきありがとうございます！好みｯｯとても嬉しい褒め言葉です……まだまだ下手な文章ですがこれからも見ていただけると嬉しいです♪ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
えぃか(プロフ) - めっちゃ好みの小説です！！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2020年2月11日 1時) (レス) id: 12b917d369 (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - いちごみるくさん» いちごみるくさん読んで頂きありがとうございます！そう言ってもらえて光栄です……(><)嬉しいです頑張ります！ (2020年1月13日 14時) (レス) id: 92cacadd3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiko | 作成日時：2019年3月24日 2時
