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那「優吾くんが彼氏だったらいいのに…」
高「えっ？」
つい、本音がポロッと出てしまった。
目の前の優吾くんはぽかんとした顔で固まっていて。
ああ、どうしよう。
那「や、あのっ！優吾くんみたいな人が彼氏だったら、女の子みんな幸せなのにねって意味でっ…！」
慌てて誤魔化しを入れたけど、テンパりすぎて自分でも何言ってるか分からなくなる。
ああ、もう！ここから消え去りたい！
那「なんか、変なこと言ってごめんね？もう大丈夫！教室、戻るねっ」
固まってる優吾くんを置いて、逃げるように空き教室から出ようとするけど、あっさり彼に捕まってしまう。
.
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高「じゃあ、なってよ？俺の彼女に」
那「へ…っ」
今度は私が優吾くんの言葉に固まってしまう。
私が、優吾くんの彼女に、なる？
高「俺、那月のこと好きだから。那月のこと、幸せにするから」
那「へ、い、いや、あのっ……」
高「顔真っ赤(笑)でも、冗談じゃなくてマジだから。真剣に考えて欲しい」
さっきまで笑ってたのに、急に真剣な顔してそんなこと言うからもうドキドキが止まらない。
考えて欲しいも何も、私も優吾くんのこと好き、なんだけど。
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作者名：ちゃん | 作成日時：2021年7月29日 7時
