好きになるなんて番外編 (ページ16)

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なっちゃんと高地くんページ16

「あれ、なっちゃんだ」

那「あ、Aちゃんと田中くんだ〜」

教室でだべってたらなんだかんだ最終下校時刻15分前で慌てて玄関を飛び出したら、なっちゃんが石段に腰かけてスマホを弄っていた。

那「珍しいね〜2人がこんな時間まで残ってるの」

「お喋りしすぎちゃって(笑)そーゆーなっちゃんはどうしたの？」

那「私は優吾くん待ちだよ〜今日は部活終わりご飯食べ行こって約束しててね」

あ、そっか。高地くんはサッカー部なんだっけ。
でもなっちゃんは部活に入ってないから、部活終わるまでの時間待つって意外と大変そう。

でも嫌な顔ひとつせず、にこにこしてるなっちゃん。

高地くんも笑顔が素敵な人だから、すごくお似合いだ。

「ねえ、なっちゃんと高地くんのお付き合いのきっかけってなんだったの？」

那「え、私たち？私たちは頼花とジェシーくんがきっかけで……って、田中くんは知ってるよね」

田「あれよな。ジェシーに思っきし(笑)」

「そうそうそれそれ〜(笑)」

2人は意思疎通ができてるけど、私はさっぱり分からなくて。

え、なになにすごい気になる。

那「まだ優吾くん来ないし、少し昔話しちゃおうかな〜」