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お昼になると、みんな一気に休憩モード。


私も河合ちゃんを誘っていつもの場所へ。



そしたら、ひろくんの声が聞こえてくる。


玉「え、みつ珍しく弁当じゃん。


新しい女?

彼女?」


北「ふふーん。


そうかもねー(笑)」



…声デカすぎるよ。

声がでかいから周りの人達みんな寄ってきてるし。

後輩の女の子たちは残念そうだし。


北「だから、もう俺のこと狙っても無理だからねー。

こいつはフリーだからこいつにして。(笑)」


残念がってる女の子たちに玉森くん紹介しちゃってるし。


…わかった。

お弁当作ってって言った理由は女避けだったんだ。

彼女の手作り弁当って分かったら、女の子たち寄ってこなくなるもんね。




張り切って作った私、ばかみたいじゃん。


そしたら、


河「Aさん?

何かありました?」


っていわれて、いちいち気にしてる自分も嫌になった。


「なんにもないよ。

食べよ!」



もう、作ってやんないし!!



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休憩も終わって仕事に戻る。

さっきのイライラが止まんなくて、全然進まない。


今から営業なのに。




終わったのはやっぱり遅い時間で、家に帰る時にはヘトヘトだった。


お酒は好きだけど人に合わせて話すのは苦手。

しかも営業先だし、疲れちゃった。



「あー、帰りたいのに帰りたくない。」


だって、帰ったらいるんだもん。

ひろくんが。


「…今日は実家に行こうかな。」


やっぱりさ、一緒に住むとか、おかしな話だったんだよ。


そう思ったら、電話がなった。


「…うわ、ひろくんだし。」



出たくないのに、ずっとなり続けるから仕方なく電話に出た。


「もしもし。」


北「…あ、俺だけど。


今どこにおんの?

遅くない?」


声のトーンで不機嫌ってことはわかった。


「…今終わって帰るところだよ。


今日は実家に帰るから。」


不機嫌な声聞いてたら、イライラしてきちゃって私も不機嫌モードになる。


北「はぁ?


意味わかんねーし。

実家とか遠いだろ、早く戻ってこいよ!」



てかさ、なんで仕事でこんな遅くなって疲れてるのに怒られないといけないわけ??

だって、ひろくんには関係ないじゃん。

私が何してようが!



「私が何してようが関係ないじゃん。

プライベートまで突っ込んでこないで!!」



そういって、電話を切った。



…だめだ、今日は会いたくない。


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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時

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