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普通にご飯食べて、テレビを見て。
お風呂に入って、寝る支度して。
なんにも変わんない生活だけど、北山くんがいると少し違う。
テレビ見る時も寝っ転がるのやめよって思うし、お風呂上がってから変なパジャマ着るのやめよって思った。
…って、え？
わたし、無意識で北山くんのこと、意識しちゃってたってこと？
そんなはずないっと自分に言い聞かせる。
…とりあえず寝よ。
｢北山くん、私寝るけど布団使ってね？
昨日勝手にベッドで寝てたけどさー。｣
空いているスペースに布団を敷いて、自分はベッドの中へ入った。
そしたら、
北｢あ、また北山くんって言った。
はい罰ゲーム！(笑)｣
だって。
｢無理だもん！
北山くんでいいじゃん。｣
北｢だーめ。
名前で呼ばないと、意味無いでしょ。｣
｢意味わかんないし。｣
北｢罰ゲームどうしよっかな〜。｣
そういって、敷いた布団を無視して私の方に来るし。
｢…ダメだからね。
わたしのベッドに入るの禁止だからね！｣
北｢さっき2回北山くんって言ったうちの1個は弁当。
もう1個は、一緒に寝るって言わなかった？｣
…そんな話、聞いてないし！
電気も消しちゃってわたしのベッドに入ってくる。
抵抗しても意味ないし、壁側へと追い詰めるから逃げ場もないし。
…あぁ、また今日もやられるのかななんて思った。
北｢…大丈夫だって。
無理矢理やんねーよ。
そんなに怯えるなって。｣
ひくい声ですごい近くに顔があるし、真っ暗なはずなのに顔を見られたくなくて布団で必死に隠した。
北｢なんで顔隠すんだよ(笑)
かわいいな、お前。｣
北山くんは手を私のほほに添えて、
チュッとおでこにキスした。
北｢…さっきの罰ゲームは、明日俺と一緒に出かけるってのはどう？｣
そう言ってるけど、おでこにキスされて心臓が持たないし近くにいるだけで心臓の音が聞こえないか心配してしまう。
だから、全然話が入ってこない。
北｢聞いてる？
明日、どっか出かけよ？｣
｢…え？
出かけるの？｣
｢そう(笑)
どこ行きたい？｣
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作者名：yun
| 作成日時：2017年4月11日 0時
