その後……後輩の米村ver. ページ24
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あの日から米村の機嫌が悪すぎて、逆に気になってしまう俺。
あんなに好き好き言ってたくせに、こんなに避けるようになる訳？あいつからの絡みがなくなると、仕事もかなり暇だし。
なんだかんだいって可愛いんだよ、あいつ。だから仕方なくあいつの機嫌直すために、仕事終わりに待ち伏せすることに。とことこ歩いてくる米村を見つけて、｢飯行くぞ｣って言った。
いやいや着いてくる米村、…あれ？なんでこんなモヤモヤすんだ？そして無理やり連れてきた店で適当に頼んで機嫌をとることに。
｢いい加減機嫌直せよ。ほら、奢るから。なんでも好きなもん言えよ。｣
でも俺のこと完全に無視。…すねてんのか？こいつ。
そしたら、
米｢優しくされるの、嫌です。｣
って。
米｢興味無いなら優しくしないでください！私の気持ちも知らないで…ほっといてください！｣
｢ほっとけねぇよ、俺のせいじゃん。それにお前との絡みがないと毎日暇なんだよ。分かったか？｣
そう言うと目の前にあった焼き鳥を無言で食べだした。
米｢…本当のところ、南さんとはどうなんでか。｣
やっと喋ったも思ったら南さんのこと。正直触れてほしくないけど、こいつにはちゃんと話さないと無駄な気がして、
｢南さん、俺が遊びで抱いたと思ってるんだよ。俺は付き合うつもりだったんだけどね。それで信じてもらえなくてずっと拒否られてる。｣
米｢…ふーん。｣
｢言っとくけど俺、会社のやつ遊び相手にしてねぇから。だからお前もそういう関係になりたいとか言うなよ？｣
米｢…じゃあ彼女にして。｣
こういう感じの女、嫌いなはずだったけど、今は米村が可愛くて仕方ない。俺こんなに愛されてんだって思っちゃうし。
あの日から米村は会社で俺に会うとかなり生意気になった。でもそれが面白かったりするわけで。
俺の中で妹の米村はもう居なくなっていた。そして完全に南さんに拒否られた俺。もうあの人には婚約者がいるらしい。
…信じてもらえなかったのがすげえ辛いけど、俺の軽い行動のせいだからな。
でも南さんに婚約者が出来たことで俺の中の何かが変わってきた。だからLINEで会議室に米村を呼び出した。
｢俺完全に振られたわ。南さん結婚するから。｣
米｢ですね、その報告？｣
かなりドライな米村。…わかれよ、お前を呼び出した意味。
｢お前にチャンスが出来たって意味なんだけど？ほらどうする？｣
顔を真っ赤にして下を向く米村が可愛くて仕方なかった。
END
その後……元カノの松本先生ver.→←その後……同級生の飯田ver.
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作者名：yun
| 作成日時：2017年12月16日 8時
