プロポーズ t ページ41
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玉「久しぶりにさ、ドライブ行こっか。」
珍しく裕太からのお誘い。
最近デートに誘われることもなかった。適当にうちに来て、適当に出かけて、ご飯食べて…。それが私たちの普通になっていた。
いつもショッピングモールとか近くのお店とかだもんね。でも別にそれが嫌って思ったことなんてなかった。
「どこに行くの?」
玉「んー。考えてない。適当に走らせるかな〜」
裕太はいつも適当、マイペース。何考えてるのかわからない時もある。
でもさ、この道知ってるんだよね。ここって初めて裕太が連れていってくれた場所なんだよ?
「覚えてない?ここ、初めて2人で行った場所だよ?」
そういったら、
玉「あれ?そうだったっけ?」
だって。…もしかして裕太は覚えてないの?
でも、今日のドライブは全部初めてデートしたあの日行った所だった。…もしかして、わざと?
わざとって分かったけどとりあえず何も言わないことにした。だってなんとなく懐かしいし、緊張してデートしたこと思い出したから。
そして夜になって、夜景を見に行くことに。
…ここで裕太に告白されて私たち付き合ったんだよね。ねぇ、なんで今日ここにまた二人で来ようって思ったの?
玉「綺麗だね〜ここ。昔となんにも変わってないよね」
「そうだね。でもあの日より星が綺麗に見える」
2人で夜景と星空を見てたら、ふと手を繋がれた。
玉「覚えてる?告白した時もこうやっててをつないだこと」
「覚えてるよ?」
玉「じゃあさ、今日俺はなんて言おうとしてるかもわかる?」
暗くて顔は見えないけど、なんとなく分かる。…裕太が過ごす緊張してるって。だって手から心臓の音が伝わってくるんだもん。
そして、大きく深呼吸するともう片方の私の手を取ってこう言った。
玉「もう1個聞きたいことあるんだけど、今日が何の日かしってる?」
「…え?記念日でもないし、誕生日でもない…わかんない」
玉「今日はね、俺とお前が初めて会った日だよ」
…え?そうなの?裕太との出会いは共通の友達を通してだったけどこんな日だったっけ?
玉「みつと話してるとこたまたま見てみつに頼んだの。だから覚えてる。試合の前の日だったし。
もちろん記念日は大切だよ。でも俺にとって今日も大切な日なの。…出会ってくれてありがとう。これから絶対幸せにするから。
…僕と結婚してください」
「…嘘。本当に?」
玉「なんで嘘つかなきゃいけないの?笑
二人で幸せになろ?
…大好きだよ」
end★
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yuu.(プロフ) - Miaさん» 読んでくださってありがとうございます!好きって言われると安心してしまう女の子多いと思うんですよね。それでちょっと作ってみました!感動してくれるなんて…すごく嬉しいです(;_;)!ありがとうございました! (2017年12月23日 0時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
Mia(プロフ) - 好きって言って?を読んで、泣いてしまいました。主人公の女の子の気持ちを考えたらほんとに悲しくなって、最後どうなっちゃうんだろう。って思っていたら、ハッピーエンドで、感動して、ほんとにいい作品だと思いました。 (2017年12月22日 20時) (レス) id: 127e41bed4 (このIDを非表示/違反報告)
yuu.(プロフ) - 裕太大好きさん» コメントありがとうございます。ひとりひとり考えるの難しくてすごく悩んだので良かったと言われて嬉しいです!ありがとうございました(*゚▽゚)ノ (2017年8月23日 8時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
裕太大好き - 裕太君の結婚前夜やプロポーズが最高に良かったです。もうヤバいです。こんな感じで、寝たふりしたり、告白されてみたいですね。ドライブデートもしたいね。 (2017年8月23日 1時) (レス) id: 086e0840d1 (このIDを非表示/違反報告)
yu.(プロフ) - 玉森千春さん» コメントありがとうございます!私も同じ気持ちです。バンドマン姿見たくて、仕方ないです!ライブで是非やってほしいですよね!更新頑張ります! (2017年5月5日 20時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yun | 作成日時:2017年5月2日 20時