星のラブレター

REGRET2. ページ19

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関係ないけど、ずっと片思いしてる私ににかのこと吹き込んでくるみっくんが嫌だからわざと言ったんだよ。


できればそんな話なんて、聞きたくないもん。




北｢今度の大会、水野のこと誘ったらしいぜ。


付き合っちまうかもな。｣



ずっとうろちょろしてるみっくん。

…意味わかんない。



｢なんでさ、そんなこと言うわけ？


私の気持ち知ってるじゃん！｣




そしたら、




北｢そんなのさ、お前がにかのこと諦めて俺と付き合ってくれないかなーって思ってるからに決まってるくない？｣


って言ってきた。




…え？




北｢今の意味わかった？


お前のことが好きって意味だけど。｣





みっくんからの告白は、こんな感じだった。




北｢お前の気持ち、ずっと知ってるよ。


俺が来てる理由、教えてあげようか？



半分は練習、半分はお前に会うため。



水野と付き合う前に告れば？



そっから俺の返事、考えてよ。


俺はお前を大切にする自信あるし、好きになってもらえる自信もある。


だから。また連絡ちょうだい。｣




そういうと、持ってきた荷物をまとめて、部員のみんなに


北｢先帰るわ〜おつかれ〜｣



って言って帰っていった。


にかはみっくんとすごい仲良くて、卒業する時もみっくんのことが好きな女の子たちの誰よりも泣いて泣いて泣いて。


みっくんは、私たち2人のお兄ちゃんみたいな人だった。



私がみっくんに告白されたのは、にかに告白した二日前だった。







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北『…もしもし。

あ、Aか。



泣いてんの？』




｢…うんっ。｣




にかにふられて、すごい泣いた。

にかは水野先輩と付き合うのかな、三日後に大会があるから誕生日も2人で過ごすのかなって考えたら、涙が溢れてきた。



私のにかにたいする愚痴は全部みっくんに言っていた。

にかが適当に女の子と付き合った時とか、(すぐ別れたけど)私の連絡先勝手に男子に送ったりしたこととか。


みっくんは全部聞いてくれたんだ。




"あんくらいの歳の時は男はみんなそんなもんだよ。

すぐダメだって気づくって。


あ、お前も何も考えずに男と付き合ったりすんなよ！？

男は狼だからさ(笑)"



"悪気なんてねぇよ。


嫌ならしっかりいいな？


あいつはなんにも分かってないだけで言ったらごめんって言ってくるさ。"




いつも的確で、頼りになってたんだ。

そして今も、私は帰り道泣きながらみっくんに電話をかけていた。






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