174- 鬼ババ ページ8
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気弱なにんじんに力強く告げたピーマンは、不思議そうに見つめるナミ、興味なさそうに天井を見つめるゾロ、紅茶に夢中のAの三人を指さした。
「お…おい海賊達っ！！ われらが船長キャプテン・ウソップをどこへやった！！」
「キャプテンを返せ！！！」
その時、タイミングがいいのか悪いのか、紅茶を飲み終えたAが声を出す。
『んーっ美味しかった！』
「ちょっと！ 全部飲んだの！？」
飲み干されてしまった紅茶に声を上げるナミだが、少年たちはそれどころではなかった。
何を勘違いしたのか、彼らの顔は真っ青だ。
そして震える声と共に顔を見合わせる。
「え…お…美味しかったって…！？」
「まさか…キャプテン……！！」
先程鬼ババの話をしていたからか、余計に恐怖が倍増する。
呑気に「美味しかった」と告げるAの頬を引き伸ばしていたナミは、少年たちの慌てようが視界に入り、思わず微笑ましげに笑った。
すると天井を見つめていたゾロがゆっくりと口を開く。
「お前らのキャプテンならな……」
「な…何だ！？ 何をした……！！」
「さっき………、」
───…喰っちまった。
持ち前の悪人面で微笑みながらビビらせる様に告げる。
途端少年三人は絶叫した。
「「「ぎ…＿＿＿ぎいやあああああ！！ 鬼ババア〜〜〜っ！！！」」」
「だから何で私を見てんのよ！！！」
余程怖かったのか、ぶくぶくと泡を吹いて気絶してしまった三人。その三人の様子にナミは、笑っているゾロへガッと怒鳴った。
「あんたがバカな事言うから！！」
「はっはっはっはっは！！」
『？』
・
・
・
「時間？」
気絶から目が覚めた三人。
ウソップは無事なこと、用事があると言って出かけたこと、ナミが鬼ババではないこと。彼らにそれを説明すれば、ピーマンは何かを思い出したかのように手を打った。
「あ、そうか。キャプテン、屋敷へ行く時間だったんだ」
「屋敷って病弱そうな女の子がいるっていう？」
「うん」
『何しに行ったの？』
「
『だめじゃない』
即答されるたまねぎ。
しかしたまねぎはブンブンと首を横に振って「ダメじゃないんだ！」と告げた。
するとそれに同意するように他の二人も頷く。
「立派なんだ！ な！」
「うん！！ 立派だ！！」
『ん？』
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クリオネf。t(プロフ) - おかえりなさい！！これからも気長に更新お待ちしております！ (1月16日 13時) (
レス) @page24 id: 65c7182010 (このIDを非表示/違反報告)
すず - お帰りなさい！本当にずっと心待ちしました！🌸🌸🌸 (1月13日 0時) (レス) id: c5623c00fa (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 久しぶりです!ずっと待っていましたーー!お帰りなさい!!💞 (1月13日 0時) (レス) id: 94c06ac691 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - わーー！ずっと待ってましたーー！！！！😭😭😭💞💞💞💞 (1月12日 21時) (レス) id: 29486955f7 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - やっとキター！ずーっと待ってました。 (1月12日 20時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラさく。 | 作成日時：2022年10月27日 8時
