ずっと2 (ページ12)

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憧れ追いかけてページ12

浮所

今日は1人でのお仕事、なんだけど、

「え！！！！」

自分の楽屋を探しながら歩いてたら見つけた、「平野紫耀様」のプレートがかかった楽屋。

撮影現場被ってたんだ！

思いがけず大好きな人に会える機会に、考えるより先に身体が動いてた。

「失礼します！おはようございます！浮所です！」

紫「おー浮所じゃん笑今日ここなの？」

「はい！」

なんて少し話してるときに感じる違和感...なんだろ...俺に冷たいのはいつものことだけど、なんか、いつもの紫耀くんとは違うっていうか、まとってるオーラが暗いっていうか......

「紫耀くん撮影何時からですか？」

紫「んーあと20分くらいは余裕あるかな、」

こういう紫耀くんを見かけることはたま～にあって、そりゃあんなに働き詰めで、誰だって疲れちゃうことくらいあるよね。

でもそういう紫耀くんにはいつもなんとなく近づかないようにしてて、俺なんかが踏み込めるようなことじゃないし、だからせめて、って気持ちを押し殺してそういう時は遠くから眺めるだけって決めてる。

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