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「……好きな人に告白したら流されるなって振られましたけど?」


「………なにそれ。哲学者にでも告った?」


「どちらかというと宇宙人です」


なんかAちゃん男見る目ないねー(笑)って爆笑されて、もう聞こえないふりして講義室に戻った。あなたの友だちですよ、って言い返さなかった私をほめてほしい。
















それからサークルのグループトークを非表示にして通知をオフにした。そうやってこっそりとフェードアウトしてゆっくり忘れられるようにしたのに。


みっちゃんたちと来た学食で声をかけられた。ジェシー先輩に。


「あ、Aちゃーん!久しぶり!」


「お久しぶりです、ジェシー先輩」


もー!固いってばー!って肩を組んで当たり前のように隣に座る。「Aちゃん、ごめんねー。こいつ馬鹿みたいに走り出すから止められなかったー」って後からきた高地先輩。2人とも今日は日替わりらしい。


「ねねね、どう?クリスマスとか楽しかった?」


「……友達と虚しく徹夜で人生ゲームしましたよ」


「AHAHAHA!やっばいね、それ!呼んでよ、俺も!」


なかなかの地獄でしたよ、って心の中で苦笑い。先輩達がいることに気づいた慎太郎が「あ、せんぱーい!」って嬉しそうに近寄ってきてまた2人で変なギャグやりあってる。…みっちゃんも北斗もまじで無視。黙々とご飯食べてるのちょっと面白い。


「あれ、そういえば誕生日プレゼント渡せたの?ほ、くとくん?だっけ?」


「………あ」


「ちょっと待って。なに。誕生日プレゼントって」


立ち上がってまでいうことじゃないよ、北斗。「忘れてた。渡すつもりだったやつ」笑いながら言ったら明らかにへこみはじめる。


「明日もってくるから!ね!」


「いや、俺が悪いからいいのよ。悪いね、ありがと…」


「あ、ご本人登場ってやつだ!これが誕生日すっぽかした北斗くん?」



ジェシー先輩の言葉に固まる私、それから北斗。少しの間の後、ばか!って高地先輩がジェシー先輩を叩いて「ごめんごめん!悪気とかないやつ!」って本当に悪意のない笑顔で笑った。…北斗はもう頭を抱えてる。ちょっと可哀想。


「……A、土下座させて。」


「いや、いらないってば」


「お、やれやれー!」


「慎太郎!北斗を追い詰めないでよ!」



明日プレゼント持ってくるね、遅れてごめんね、って励ますように声をかけたら少しだけ笑った北斗











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七七盛(プロフ) - 最後まで一気に読み上げました!沢山の登場人物がいるにも関わらずきちんと描写が伝わってとても読みやすく引き込まれました!出てくる人たちも一人一人キャラが立っていて…だからこそ辛いなぁと感じる展開もありましたが最後まで期待を持って読ませて頂きました! (2022年2月8日 23時) (レス) id: 3ec5ecab0a (このIDを非表示/違反報告)
KiiiiLA(プロフ) - 初めまして、ここにきてたいが先輩どーした! ってくらい主人公ちゃんと一緒に胸をいためております(T_T) わたしはたいが先輩応援派だからよけいにだったんですが、ここにきてたいが先輩の気持ちが見えなくて苦しいです。 続き楽しみにしております!? (2021年11月24日 13時) (レス) id: f5fdf1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まめこ | 作成日時:2021年11月24日 0時

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