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「とりあえずさ、田中先輩が紹介するって言ってた人頼もうぜ」
「なにそれ！詳しく！」
忘れるには次の恋だよ！と、当事者よりもノリノリな2人。何故か慎太郎が既に田中先輩に連絡してて、私のスマホにも『マージ良い奴！ジェシー！』ってメッセージと連絡先が送られてきていた。
「まって。展開はやすぎる。」
「いいんだって！イケメンで優しいなんて最高じゃんか！」
「………面白がってる？」
心配してんの！と言う口元には笑みを浮かべてる。説得力ないやつ。こうして私の連絡先にはジェシー先輩という顔も知らない先輩が登録された。
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『Aちゃん？よろしくねー！俺ジェシー！』
フランクな挨拶と共にお猿さんのスタンプ。かわいい。アイコンは多分ドアップでよく分からない本人？なのかな。『こちらこそよろしくお願いします！』と返すと落ち込んだ猿のスタンプが送られてきた。…このキャラクターすきなのかな
『俺ったら大我ちゃんに怒られちゃうかも！』
たいが、と読むのかな。誰だろう。大我さん。不思議に思いつつ
、『大我さん、って誰ですか？』と返すと今度は爆笑する猿のスタンプ。…よく分からない人だ。ジェシー先輩。
『みんなでバドミントンしない？』
随分と急な誘いだった。『負けません！』なんて返す私も私だけど。隣にいたみっちゃんを誘うと、「絶対まけないわ。明日？」ってやる気満々だし、慎太郎もマイラケットもってくる！なんて嬉しそう。
『じゃあ明日昼休みねー！』
なんて会話を終了して、にやにやする2人に目を向けた。
「いきなり誘うとはやるね、ジェシー先輩」
「なんかそういうのじゃない気がするよ。バドミントンだよ？」
「いいじゃん、A、2人でご飯とか緊張して無理でしょ？」
それには激しく同意。みんなで、って言われたから安心したのは本当だ。田中先輩に、ジェシー先輩に、高地先輩、それからたいが先輩？とやらも来るらしい。誰だそれ
「ねー、慎太郎ー」
「なに！俺まじで優勝目指すから！」
素振りのつもりなのか、ペンケース振ってる慎太郎。「たいが先輩ってだれ？」って聞くと、ぴたりと止まった。私の顔を呆れた顔で見つめたあとため息までつきやがった。
「しらねー。」
「何その反応、むかつく」
しらなーい！ってもう一度繰り返す。……なんでため息？
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
