17m ページ17
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図書委員には入りたくて入った訳では無い。なんでもいいや。と入った委員なのだが、以前の私を褒めてあげたい！
「北斗先輩？今日当番でしたか…？」
「替わったのよ。君も今日じゃないでしょ？」
「知っててくれたんですか！…2年の先輩に変わって欲しいって頼まれちゃって。」
こんな風に図書カウンターで並んで座ることも。同じ委員会でなかったら叶わないだろう
「……ちょっと近すぎます、よね？」
3m！が頭に浮かぶ。ほ、本棚の整理でもしてこようかな。
「私、本棚整理してきます！たぶん3m以上あるので安心してください！」
カウンターから出ようとすると北斗先輩に引き止められた。せ、先輩？先輩が掴んでるの私の手ですよ？間違ってませんか…？
「……そういうのいいからさ。ほら。座って貸出の仕事してな」
「ほ、北斗先輩！腕が腕が！」
「うるさい。」
パッと離される腕が名残惜しい、だなんて。欲張りだ！わたし！
「…北斗先輩。これ、1m以内ですね」
「…そんなもんかな。」
「私には夢のような距離です。3mのいまでも幸せなのに！もっともっと幸せな距離なんですね」
「…言ってて恥ずかしくならない？」
「ぜんっぜん！言わないと伝わらないですからね！」
誰もいない図書室に私の声が響く。わ、恥ずかしい。またうるさいって言われちゃう…
「…あのさ。」
「はい、なんですか？先輩！」
「もう別にそんなに距離とか」「Aー！ほくと！遊びきてあげたー！」
「俺もいまーす！なになに。2人近くない？3mはどしたの？」
せっかく先輩がお話してくれてるのに！うるさい2人のせいで北斗先輩の声がぜんぜんきこえなかった！ばか！
「うるさい！早く帰ってよー！ふたりとも」
「えー！遊びきてあげたのに？そんなこといっちゃうんだ？」
「なんだよおー！ホントに帰っちゃうぞ？」
2人きりの空間を邪魔しないで！と答えればブーブー言いながら2人は帰って行った。嵐のようなやつらだ
「…北斗先輩、さっきなんていってました？」
「………べつになんにも」
「先輩って声まで完璧にかっこいいですね…」
「うるさい」
なんとなーく。前より優しい先輩の「うるさい」
が嬉しくてたまらなかった
北斗先輩との距離
椅子を並べて隣同士
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YUUKI(プロフ) - この小説をもう何回も読んでる者です！！本当に面白くて幸せな運命で、こちらまで嬉しくなります！最高の小説なのでこれからもたくさん読ませていただきます！！ (2023年3月27日 8時) (
レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編みたいです！ (2021年12月13日 7時) (レス) @page50 id: d885f834a6 (このIDを非表示/違反報告)
pupi(プロフ) - 一気に読みました。久しぶりにぼろぼろ泣きました(；；)他作品も読ませていただきます！ (2021年8月6日 3時) (レス) id: 019254c1d1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うおおおお感情移入しちゃってlastらへんで泣いちゃいました………………………これからの更新も楽しみにしています……！！ (2021年7月25日 2時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - まめこさん» わ！！嬉しいです…！！ありがとうございます(*^^*)これからの作品も楽しみにしてます！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年7月4日 21時
