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「松村せんぱい！今日は何ｍまで可ですか？！」
「………」
「はい！もう今日はもうこないです！」
無視は近寄るなの合図。松村先輩はこちらにちら、と目を向けるとスタスタと歩いていってしまう。通常運転ですね
「…A？」
「涙が出る1歩手前だよ…」
「AHAHAHA！うける！」
うけないよ！ばか！友達が泣くの見て笑えるの？こわ！教室の机に突っ伏すとジェシーもドカりと前の席に座る
「今日はもう会えないなあ…松村せんぱい…」
「ふっつーに話しかけにいけばいいじゃん」
「前話しかけたら1週間無視されたから…」
「あっちゃー…」
ドンマイ、とジェシーはさらに笑った。むかつく！
「でもよくめげないねー！さすが図太い！よいっしょ！」
「傷ついてるんだよ？でもこれでひいたらおしまいだからね…」
松村先輩に朝の挨拶と同時に何ｍまで近寄っていいか聞く、これが最近の朝の恒例行事だ。その日によって答えは違うので毎日どきどき！
「ドキドキ！ってそんな可愛い感じではないでしょー！HAHAHA！無視か5mかどっちかジャン！」
「…5mまで近寄れるもん」
「声なんて聞こえないじゃーん。5mだよ？Aばっかでー。」
「ジェシーひどい…あー、松村せんぱいにあいたーい」
正論ばかりいうジェシーむかつく。確かに5mの距離は近くはない。でも朝あったきり会わないよりはずーっとマシだ。
「あ、あれじゃん。松村先輩」
「うっそ！！！！どこ？じぇす！！！！」
「あそこあそこ。ほら。一限体育なの？」
「なのかな！らっきーでいだ！」
ジェシーが指さすグラウンドにはふわふわパーマの松村せんぱい！ひえー！ジャージ似合わない！すてき！
「松村先輩に声かけたいよー。ジェシー…」
「かければ？」
「また無視されるもん…」
松村先輩の隣には田中先輩。あー、笑ってる。かわいい。松村せんぱーいこっちみて！とテレパシーを送ってみる
「なにしてんの？それ」
「テレパシー送ってる。こっちみてーって」
「…マツムラセンパーイ」「ちょ！じぇしー！」
ジェシーが大きい声で呼びかける、上をむく松村先輩。あ、きづいた！
「すっげー嫌な顔されちゃった」
「通常運転です…」
松村先輩との距離
教室からグラウンド
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YUUKI(プロフ) - この小説をもう何回も読んでる者です！！本当に面白くて幸せな運命で、こちらまで嬉しくなります！最高の小説なのでこれからもたくさん読ませていただきます！！ (2023年3月27日 8時) (
レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編みたいです！ (2021年12月13日 7時) (レス) @page50 id: d885f834a6 (このIDを非表示/違反報告)
pupi(プロフ) - 一気に読みました。久しぶりにぼろぼろ泣きました(；；)他作品も読ませていただきます！ (2021年8月6日 3時) (レス) id: 019254c1d1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うおおおお感情移入しちゃってlastらへんで泣いちゃいました………………………これからの更新も楽しみにしています……！！ (2021年7月25日 2時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - まめこさん» わ！！嬉しいです…！！ありがとうございます(*^^*)これからの作品も楽しみにしてます！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年7月4日 21時
