女子校通いのお姉様。【すとぷり】

ログ４１ ページ42

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カジュアルなパンツやオフショルを使ったコーデが私は好きだ。





だけど花鈴が好きなのはガーリーなお洋服。









花鈴「か、可愛い！！！」







『……まじか。』








そう言ってフラフラと入っていったのはガーリーコーデ専門店のふわふわしたお店。






なんかジャニオタとか好きそう。笑









花鈴「さとみくんこういうの好きそうだよね。」




『あ、なんかわかる。』









あーだこーだいいながらも花鈴が欲しいといった服に合わせて、とりあえず色々選んで買ってあげた。





私が払うんかいとか思いながらも、ちゃんと払ってあげた私偉すぎる。てか軽く諭吉5.6枚は飛んだんだけど何事。









『お前自腹で払えよ。』



花鈴「あっ、タピオカ飲みたい〜」







うわ。まさかのシカト。笑






『それは自分で買ってね。』



花鈴「ゴチになりま〜す。」



『……まじ次倍で返してね。』









. . . . . . . .






「ふぅ〜、なんか久々だったね！」





Aとこうやって遊ぶの。



そう言って振り向く花鈴は昔見た時よりも随分と大人になっていた。






私がどれだけ《大嫌い》と彼女に伝えても、
次の日には笑っておはようと言ってくれる妹。







なんで私、花鈴のこと嫌いなんだろ。






いくら考えても分からないけど、頭に浮かぶのはなぜか好きになれない幼少期の花鈴の顔。









『……また今度、お出かけしようね』






不思議な感情を抱きながらも、私は軽く微笑んだ。







金髪の髪を耳にかけながらイヤホンを耳に指す。


大好きだよと呟いた彼女の声に聞こえぬフリをして













この時の私は知らなかった。






どうして私が花鈴を嫌いなのか。






その本当の理由を知る日が来るのは、
まだまだ先のこと。







だから今はもう少しだけ、…………









《幸せという名の夢を見させて》









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