ログ23 ページ24
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こ「具合、大丈夫ですか?」
『うーん。微妙。』
からの無言。
うわあ、無理矢理でも学校行けばよかった。
ころんさんは最初に挨拶した時からあんま話してないんだよね。あっちも私のこと嫌ってるっぽいし。
成り行きで他の人達は学校に、ころんさんは看病することになったらしい。
るぅとさんとさとみさん辺りが騒いでたけど。
る「痴漢!」
さ「痴漢!」
莉「え、あ、痴漢!」
な「痴漢きもぉい〜!」
ジ「きゃあ、変態!」
最後2人は凄いメス声出てた。
あぁ、しんどい。体も心も。
『しんどいなあ…』
こ「あ、僕、出てきますか……?」
『……まぁそれならそれで。』
慌てた様子で立ち上がろうとする彼。
その姿がひどく目に焼き付いた。
"彼も私を置いていく"
そう思ったらいてもたってもいられなくて。
なぜか分からないけど袖を引っ張ってしまった。
こ「え?」
『あれ?』
自分も驚いて目を見開く。明らかに半端ないくらい意味不明な行動だ。自分が出てけって言ったのに。
『ご、ごめんなさい。なんでだろ、?』
意味もわからず涙がでた。
置いてかれるのがそんなに嫌だった?
少し目をつぶって落ち着こうとする。
すると、頭の中には私の知らない記憶が浮かび上がった。
【花鈴……!】
【花鈴やめなさい!】
いつだかの記憶がフラッシュバックする。
車に惹かれそうな花鈴と私。
走ってくる女の人と男の人は花鈴のことしか守ろうとしなくて、私は……。
やめて。私を置いていかないで。
こ「置いていきません!」
『はァ、はッ……』
自然と声が漏れていたみたいでころんさんは過呼吸になりつつある私を抱きしめる。強く。ほんとに置いていかないって言ってくれてるみたいに。
人の温もりはこんなに温かいんだ。
この何年間の中で、初めてってくらいの温かさに触れた気がする。
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yuzuha☆(プロフ) - コーヒーの中に生卵はヤバイwww (2021年12月14日 8時) (レス) @page44 id: 6ccd0f4472 (このIDを非表示/違反報告)
白犬 - ≪コーヒーの中に生卵≫wwww (2021年3月13日 16時) (レス) id: afebd09899 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ - LOVE (2019年9月15日 10時) (レス) id: eb027a0605 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ - 作者のことが大好きでちゅー I ーー \ /ーーーー I / \ \ / I I \ / \ / Iーーー ーーー ーー \/ L___ (2019年9月15日 10時) (レス) id: eb027a0605 (このIDを非表示/違反報告)
少年B - 続編楽しみです!応援してます\(^o^)/頑張ってください!! (2019年8月1日 12時) (レス) id: 68583e0695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんね | 作成日時:2019年3月16日 23時