女子校通いのお姉様。【すとぷり】

ログ１８ ページ19

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莉犬くんに、花鈴に似てるって言わないでというと案の定固まって動かなくなった。隣に座っていたるぅとさんは何事もなかったかのようにお茶を飲む。






花鈴「お姉ちゃーん、コントローラー1個減ったんだけどもしかして遊んだ？？」




すると突然、その場の空気を壊すかのように花鈴が話に入り込んできた。いやコントローラーなんて知らないし。遊んでたのお前と男だろ。





『知らない。私が遊ぶわけないでしょ』


髪の毛を耳にかけながら呆れたように呟く。


お客さんいるからシカト出来ないしめっちゃだるい








てかさ逆に私がテレビゲームしてたらびっくりでしょ。この子 頭悪いんじゃないの？笑








莉「そういやころちゃんがテーブルの上に……」


オドオドしながら莉犬くんがそう言うと、花鈴は後ろを振り返って笑顔で喜んだ。



花鈴「ありがとー！！」


でた。必殺スマイル。



いいねぇ、花鈴は。

私も男子にそんな反応されてみたかったなあ。




1人だけでもいい、
花鈴より私を選んでくれる人が欲しかった。




どうせ私はあいつよりブスですよー。




『…… 』


る「あれ、お姉様どこ行くんですか？」


『ん？ 散歩してくるー』


る「僕も行きます！」





家から出ようとすると、るぅとさんが制服姿のまま走って追いかけてくる。


なんか懐かれたんだけど。笑




これが花鈴の男じゃなかったらよかった、なんて。

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