性◯行為を前提にお付き合いしてください！【となりの坂田。】

じゅうろく。 ページ18

浦「多分、ここであってる」



月「よし、行きますか」



僕らは小さいホテルの前に立っている





××遡ること３０分前××









今目の前にごみばこさん…もとい月ちゃんがいます


どうも坂田です


尊敬してたびたーさんから告白されて１ヶ月


なんか頻繁に会うようになっとる。



昨日約束したからAちゃん家に来たんや


もちろんうらさんも


そしたらAちゃんは家にいなくて



月「ﾁｯ…………」



ひえっ怖ぇ


浦「なんでいねぇ？」



月「…嫌な予感がする」


え、？


途端、月ちゃんの携帯が音を立てた


月「舞だ」


舞《あ、Aってそっちにいないの？》


月「、は？あいつ家に来いって言っといて消えてんだけど」


舞《いやさっき知らない車にAが…》


月「っは、？」


スピーカーにしてたから


俺たちにもその会話は聞こえてた


嘘やろ


月「どこそれ」


舞《あの、》


舞ちゃんはすらすらと場所を言う


月「分かった、さんきゅ、」


舞《…もしかしてまた、か？》


月「…………多分」


浦「また、？」


『何があったん、？！』


慌てる俺達を他所に月ちゃんは冷静


月「舞今大変でしょ、携帯のGPS使って探すから、うんなんか見たらよろしく」


スピーカーをOFFにし、

携帯を耳に当て淡々と声を溢す




次は無言で携帯を操作し始めた


俺らは黙ることしかできない


『ど、どうしたん、？GPSとか、探すとか』


月「浦田さん、◯丁目の近くのラブホってどこです」


「『は？!』」


口を開いたかと思えば、


よくわからない発言


思わず僕とうらさんは声が重なる


月「多分誘拐です。詳しい事情はあとで話します」


『ゆ、誘拐、って』


月「警察に連絡してる暇ないし、証拠もない」



確かにごもっとも



それにAはー


と月ちゃんは言葉をこぼしかけて飲み込む



浦「分かった、案内する」


確かに◯丁目の周りはうらさんが詳しい


ラブホの位置まで理解してるかは別だけど



月「！、あざす」


浦「そのかわり後でいいかけた言葉言うこと!あと言うことひとつ聞いて」


月「は、はい、すみません」


浦「俺はありがとうの方が好き、月」


月「ありがとう、渉」


浦「よし」



何、このカップル


僕らは車に乗って走り出した



なんかよくわからへんけど


×××××



そして今に至る



怖いし、よう分からん


でも



月「よし、いきますか」


月ちゃん、かっこいい









『A、待ってて』

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