10話 ページ11
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美男「私が役目を終えたら… いろいろな星を見つけますね…
それを見て… 廉さんの事を思い出します」
廉「役目？」
美男「兄が帰ってきたら、私がA.N.JELLにいる必要はなくなりますから…」
美男が… いなくなる…
俺は話をそらすように階段の所に座り、
美男も追うように隣に座った
美男「今日、何かあったんですか？ 急に映画見ようなんて…」
廉「…ちょっとやなことがあってな
前は、暗い気分になっても…
Aがそばにいてくれたが… 今の俺には… お前がいる」
これまでいろんなことがあったな…
『今日は… あなたが生まれたとっても大切な日…
廉さん… お誕生日… おめでとう…』
『ハハッ！ 廉さんくすぐったいです(笑)』
廉「お前といると、笑って1日を終えられる」
俺がそう言ったら笑顔を見せた美男…
…って、何言ってんだ俺はっ！
俺は慌てて立ち上がり
廉「別に褒めてるってわけじゃないからな！
お前みたいな奴でも、一応 役に立つっていうか…」
美男「も、もちろん分かってます！ 十分ですそれで！」
フゥ〜ン、いい事思いついたぞ
廉「よし！ 俺も星を見してやる」
俺は美男を指でここ来るように指示し、
俺の前に来た美男にこぶしを見せ…
廉「思いっきりぶん殴る、そうすりゃ星が見えるだろ？」
美男「それはちょっと！」
廉「遠慮するな、行くぞ」
思いっきり振りかぶって…
美男「っ！」
目をつぶった美男を引き寄せてキスをした
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作者名：nanami | 作成日時：2018年7月12日 21時
