美咲ナンバーワン！

23話 ページ24

美咲Side


パタンッ



美咲「…みんなちゃんと夢もあったんだ」



いろんな資料を読み終えて、ほっと一息ついていたら…



ガチャッ！



三国「美咲さん！ あぁいや天王寺先生大変なんです！」

美咲「えっ？」

三国「2−Zの九条君が！」



九条君？！



そう聞いて急いで職員室へ行ってみたら、

教頭の前に立っている九条君と 横に立っている湊君たちがいた



美咲「九条君！ 何があったんですか？」

教頭「九条君がとんでもないトラブルを起こしたんですよ」

美咲「とんでもないトラブル？」

教頭「六本木の飲食店の者だという男から学校に電話がありまして、

昨夜 九条が、その店で、店員に暴力をふるい挙句、

店の中をめちゃくちゃに壊して逃げたというんです」

美咲「えっ…」



何それ…



教頭「相手は法外な賠償金を要求してきているんです」

美咲「そんなの相手にする必要ないんじゃないですか？」

教頭「そんな簡単な話じゃありません！相手は案に、

このトラブルを世間に公表すると脅してきてるんですよ！

生徒が、そんないかがわしい店に出入りしていたという事が

世間に知れたら、わが校の名誉はどうなるか！」



心配なのは学校の評判なの…？



三国「九条、本当なのか？」

和真「さぁな…」

姫島「違うなら、違うってちゃんと言った方がいいよ？」

天満「どうせ酒でも飲んで、酔って暴れたんだろう！」

A「そんな事してません！」

亮介「A」

天満「お前らまさか、違法な薬に手を出してるんじゃないだろうな！」



その言葉に反応したのか

湊君が天満先生に掴みかかった



亮介「テメェ、いい加減にしろよ…」

A「亮介やめて！」



唐沢さんに腕を引かれて、湊君は手を離した



教頭「学生証見せなさい！ どこにあるの？！」

和真「知らねぇよ」

天満「ほらね、ないんだやっぱり！」

美咲「やっぱり？」




どういう事？



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