俺を惑わせる彼女（JH） ページ24
.
「あれ、少し渋滞してる」
JH「あー、近くでイベントがあったって」
「へえ…でも私、結構渋滞好きなんだ」
JH「そうなの？珍しいね」
「だって景色をゆっくり見れるし、まだ帰らなくてもいいんだって思えるから」
JH「…っ…それ、狙ってる？」
「なにが？」
昼間にテヨンイヒョンから衝撃的な話を聞いた後、頭の中はそれでいっぱい。仕事どころではなかった
居ても立ってもいられず会いに来たけど
会って早々この調子
Aは何も考えず話してるんだろうけど、こっちの心はやられっぱなしだ
シンプルだけど洗練されたファッション
普段の表情は綺麗なのに、笑顔は胸が苦しくなるくらい可愛い
初めて出会った時から、当然のように惹かれていた
全てにときめく
こんな感情ははじめてだった
「わあ、夜景が海に反射してる」
JH「ここら辺あんまり来ない？」
「免許はあるんだけど車がないから。久しぶりかな」
JH「じゃあ、来たい時はいつでも連絡して」
「いいの？ありがと」
なんて言って、本当に連絡くれるの？
俺はいつまでもこうしてたいけど
JH「A、降りてみる？」
「降りたいけど…ジェヒョンさん大丈夫？」
JH「ここならまだ人居ないから、少しなら」
「やった、」
夜の海は風が心地よく、Aの髪もゆらゆら靡いていた
海に近づき、2人で波を眺める
JH「うわ、気持ちい」
「ほんとに。心がスッとする」
JH「あのさ、A」
「…ん？どうしたの」
彼女は多分隠していたいんだろうけど
それを無視してでもAの事をもっと知りたかった
JH「ヒョンに聞いた、活動のこと」
「…あ、そ…そうなんだ」
JH「びっくりしたよ。Aの歌声、綺麗で」
「やっやめてよ…恥ずかしい」
Aは下を向いてははっと笑う
こうして話しているとあの動画の人物と声質がとても似ていた
テヨンイヒョンは僕がAに会うよりももっと早く、彼女の魅力に気づいていたんだ
JH「…正直、嫉妬する」
「嫉妬？何に？」
JH「Aと歌えるヒョンに」
「私なんて何も凄くないって」
どこまで鈍感なんだよ
結構分かりやすく伝えてるはずなんだけど
JH「A、」
「ん？」
JH「…えっと…頑張れ、ヒョンとのコラボ」
「ありがとう、頑張るね」
Aが振り向いた瞬間
俺は息をのんで
抱きしめたい気持ちを押し殺した
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1023人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
豆乳トランジスタ(プロフ) - まこさん» ありがとうございます❤︎続編ではもっともっと可愛さを出せるよう頑張りますo(>_<)o (2022年9月6日 0時) (
レス) @page31 id: 1d6a87a092 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - テヨンが可愛いしジェヒョンも可愛いし大好きです！続編楽しみに待たせていただきます！ (2022年9月5日 21時) (レス) @page39 id: b641e1ddfb (このIDを非表示/違反報告)
豆乳トランジスタ(プロフ) - M氏さん» わーーT_T待ってて頂きありがとうございます！すごく嬉しいです…少しずつですが徐々に更新していきますね❤︎ (2022年8月24日 23時) (レス) id: 8f89569a4b (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - ずっと更新待っていたので、更新されてとても嬉しいです！どんな展開に進むのかなーて想像しながら日々読み返してます！！物語の展開楽しみにしています♡ (2022年8月24日 23時) (レス) @page34 id: 594e8bb1fc (このIDを非表示/違反報告)
豆乳トランジスタ(プロフ) - しゃんさん» ありがとうございます！近々また更新しますのでお楽しみにしててください❤︎ (2022年8月22日 0時) (レス) id: 8f89569a4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：豆乳トランジスタ | 作成日時：2022年6月30日 13時
