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「ちょっと、もう教えてくれたっていいだろ、どこに行くんだよ」



僕の集落は悪玉の奴らで溢れている。
人間を殺すのだって、微動せずにやってのける。




「お前、人を殺したことはあるか」





ヴァンパイアが動き出す夜、僕の集落は騒がしかった。


そして夜中。
僕の生活リズムは完全に昼夜反転していた




「ないよ」



「…あぁ?マジで言ってんのかよ。血はどうすんだ」



「適当に、その辺の動物で」



「そんなんじゃ力つかねぇだろうよ」





僕をこの集落に連れてきた男。
僕はよく、彼と行動をするようになっていた


そして、今日は夜の山道をずっと歩きっぱなしだった
まぁ、ヴァンパイアだから体力的にそんなにはキツくない



だけど、気になるのは行き先だ。

ソファでうたた寝をしていた所を叩き起こされ、ついて来い、と言われ無理に連れ出された僕




「てか、生身の人間にヴァンパイアになってから会ってないし」




「あぁ。そうか、そりゃ悪いことをしたな」





へへっと笑う男は、そんなこと微塵も思ってないだろう









「美味いぞ。人の血は」









そういった彼の足が、不意に止まった








「なに?着いたの?」






山を進んで、開けた場所があった





足元には、いくつかの小さな家が群れている




その家々の明かりは、もう真夜中だから消えていた








「あぁ……」







彼の横顔を見た。




危険な視線が



人間の村に向けられていた









「…何するつもりだよ」









「…なんだと思う」







彼の目はギラギラしていた









「…やめろよ、こんな事」









「大丈夫だ。初めを過ぎちまえば何にも怖かねぇよ



それに…あいつらもいるから、大丈夫だ」









彼の舌舐めずりする音が聞こえた









「あいつら?」









そういった瞬間、






村から、女の人の叫び声が聞こえた









キャァァアア____…









「っ!!おい!」









「んだよ、るせぇな。


始まるぞ」

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扇華→(プロフ) - 時間かかるからね〜 (2015年11月27日 23時) (レス) id: 609cdd1d5c (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 扇華→さん» きっ、筋肉が出来るまでの過程…!!それは新しい試みだっ…!(目キラキラ)← (2015年11月27日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - そうなんですよ〜これが良いんですよね!運が良ければ、水泳始めた頃からずっとほどよい腹筋が出来るまでを見ることができますよwww (2015年11月27日 21時) (レス) id: 609cdd1d5c (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 扇華→さん» それはそれは…大変ですね…頑張ってください!応援してますよ!! いやあのね、水泳やってる人の筋肉は本当に素晴らしいと思いますよ私。あの、ガチガチじゃないというか、ほんのりではないというか。とにかく程よい筋肉なんです((( (2015年11月27日 6時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - 一年生で部長やってますwww本当にたまりませんよねぇ… (2015年11月26日 21時) (レス) id: 609cdd1d5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月29日 22時

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