39.危険 ページ39
JH side
今日は風が強いな。
そう思いながらテントを組み立てている2年の生徒会メンバーの2人を見る。
ふーん、結構作るの早いじゃん。
そう思っていたらAが校庭の反対側の端に向かって歩き出した。
JH「パ・ク・さぁ〜ん！」
『ふふっ、先輩、周りに誰もいませんよ？w』
JH「知ってるし」
Aは最近、俺が人前で猫を被ってるとニヤニヤしてこっちを見てくる生意気なやつに成長した。
JH「テントいい感じじゃん。」
そう俺が言うと目の前の生意気女は眉をひそめた。
人が褒めてやったというのに可愛くない奴だな。
JH「それより、何しに行くの？先輩が頑張って準備してるというのに休憩？」
『なんでそうやって圧をかけるんですかwあのテントを固定する紐を取りに行くんです。』
そう言ってAは得点板の方に行ってしまった。
あー、あの得点板も後でみんなで固定しないといけないんだ。
めんどくさい。
ユンギ先生もめんどくさすぎて校庭の隅の方でもたれかかって居眠りしている。
ナムジュン先生に怒られるぞ。
んあ〜暇だなぁ〜。
Aをいじろうと思ったのに行っちゃったし。
やるべきことはあるんだけどさ。ねぇ…
そう思っていたらものすごく強い風が吹いてきた。
DK「わぁ！ミンギュ！風強いんだからちゃんと押さえて！」
MG「ごめ…あっ！！Aっ！！」
DK「えっ！A！危ない！！！」
近くからそういう声がしたから得点板の方に目を移す。
そこには風でグラグラしてる2.5メートルくらいの得点板とその近くで気づかずにダンボールの中のものを探しているAがいた。
倒れてきたらAが危ない、そう思ったら自然と体が動き出した。
DK「あっ！倒れるっ！！」
MG「Aっ！！！」
俺じゃ間に合わない。
そう思った時、Aの近くに影が通った。
バタン！！！
板が倒れたあと駆けつけてみるとさっきまで居眠りしていたはずのユンギ先生がAを抱き込んでいた。
Aの姿も見えた。
なんで気づかないんだよ！と怒ろうとしたがやめた。
そこにはいつもとは様子の違う震えているAがいた。
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スピカ(プロフ) - yuriさん» 感＆謝 です！！！ (2020年6月10日 17時) (
レス) id: f43d1cb3c7 (このIDを非表示/違反報告)
yuri - 最＆高！！！！！ (2020年6月10日 16時) (レス) id: c53a90e73d (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - ともさん» わあぁ！ありがとうございます！嬉しすぎるぅぅぅ！ (2020年6月5日 7時) (レス) id: f43d1cb3c7 (このIDを非表示/違反報告)
とも - …無効だと分かってても右のお星さまを押してしまうのですよ。面白すぎるううううう！！！ (2020年6月5日 0時) (レス) id: 54d81f816d (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - りりさん» リクエストありがとうございます！近いうちに絶対書きますね！ (2020年6月3日 21時) (レス) id: f43d1cb3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ
| 作成日時：2020年5月28日 11時
