青い海と赤い太陽２ (ページ36)

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第56話ページ36

貴女サイド

ドアに立っていた女の子はイヴと名乗った。
イヴは、紫色の巻いた髪を1つに束ねた可愛らしい女の子だ。

ｲｳﾞ「待ってて、エミリアさん呼んでくるから。」
行っちゃったわ…多分ここは白ひげ海賊団の船の中ね…エースやデュース達はどこにいるのかしら…
ｴﾐﾘｱ「目覚めたんだってね。私はナース長のエミリアよ。今親父さんの診察の時間だから親父さんの部屋にいたんだけど体調の方は大丈夫かい？」
貴「えぇ、大丈夫よ…それよりエースはどこにいるの？他のみんなは？」
ｴﾐﾘｱ「落ち着いて、エース？って子もあんたの仲間達も無事だから。」
彼女の話からするとエースもみんなも無事のようだ。よかったわ…

するとナース服を着た2人の女の子達が部屋に入ってきた。
？「あっ!!目覚めたんですね!!私シオンって言います。よろしくお願いします。」
？「私はリルだ。よろしく頼む。」
貴「私はジャーファル・D・Aよ。…よろしくね。」
自己紹介を終えた後、親父さんに報告に行くとエミリアは出ていった。

貴「ねぇイヴ、エース達がどこにいるか知らない？」
ｲｳﾞ「えっ、えっとエース君はまだ目が覚めてなくて少し離れた部屋で寝てるけど、他のみんなは昨日のうちに目が覚めて今はどこにいるか分かんない。」
貴「そう、ならエースの様子を見てくるわ。」
私はベットから出て部屋を出ていこうとした。するとドアが開かれエミリアが戻ってきた。
ｴﾐﾘｱ「A、親父さんが呼んでる。一緒に部屋まで来てちょうだい。」

私はエミリアと船長室の前まで来ていた。
ｺﾝｺﾝ
ｴﾐﾘｱ「親父さん、失礼しますね。」
ｴﾄﾞ「あぁ、入れ」
ｶﾞﾁｬ
中に入ると大きな椅子に腰を掛けたエドの姿が見えた。
ｴﾄﾞ「グララララ、やっぱりお前Aだったのか!!」
貴「ふふ久しぶりね、エド。」
エミリアは驚きのあまり目を見開いている。
ｴﾄﾞ「エミリア、すまねぇが各隊長達を集めてきてくれねぇか？」
ｴﾐﾘｱ「えっ!?えぇ、分かりました。」
エミリアは隊長達を呼びに部屋から出ていった。

するとエドがグイッと私を抱き寄せた。
ｴﾄﾞ「グララララ、A昔と変わらず美人だな。」
貴「ふふ、ありがとう。エドも昔と変わらず男らしくてかっこいいわ。ﾆｺｯ」
すると、コンコンとノックの音が鳴り部屋のドアが開けられた。
ｻｯﾁ「親父～入るぜ…ってえぇぇぇぇえ!?なんで抱き合ってんだ!?!?」
一瞬で部屋が騒がしくなった。