第51話 ページ30
貴女サイド
貴「それじゃあ、私達は行くわシャンクス」
ｼｬﾝｸｽ「おう、気をつけてけよ。」
翌朝私達は洞窟から立ち去ろうとしていた。
シャンクス寂しそうな顔してるわね。
貴「シャンクス、またね!!ﾆｺｯ」
ｼｬﾝｸｽ「!!あぁ、またなA!!ﾆｶｯ」
やっと笑った。シャンクスの笑顔を見てほっと安心した。
雪山を下山している時エースに話しかけられた。
ｴｰｽ「…昨日赤髪から仲間に勧誘されてたな…」
貴「えっ？えぇ、でもちゃんと断ったわよ。私の船長はエースだけだって。まぁシャンクスは諦めてなさそうだったけれど。」
ｴｰｽ「いいさ、お前は俺の仲間だ。誰にも渡さねぇから安心しろよ。ﾆｶｯ」
ふふ、頼もしい船長ね。まぁあなた以外について行く気は毛頭ないけど。
貴「ありがとう。私あなたのためならなんでもするわ、船長!!ﾆｺｯ」
私とエースとの絆が少しだけ強くなったような気がした。
船に辿り着き、私達は冬島を出航した。
シャンクスが元気そうでよかった。
まだ白ひげ海賊団の足取りは掴めていない。まぁ、少しずつ見つけていけばいいわ。
それから白ひげ海賊団の情報を掴むためにも様々な島を訪れた。とある秋島を訪れた時、スカルが白ひげ海賊団についての情報を掴んだ。
ｽｶﾙ「今俺達のいる秋島からそう遠くない島を白ひげ海賊団が補給所に使っているという情報を掴んだ。そしてその島に補給で白ひげ海賊団が訪れるかもしれねぇと聞きいた。」
ｴｰｽ「上出来だスカル!!今すぐ行くぞその島に!!」
「「「おぉぉぉぉぉお!!」」」
私達は帆を張り船を進めた。船にはこれまでにない緊張感が漂っていた。当たり前だわ。これから四皇の一人しかも世界最強と呼ばれる男のもとに戦いに行くのだから…
２日後私達は白ひげ海賊団の補給所の島に辿り着いた。私はできるだけ動きやすい服装に着替え甲板に出た。甲板で島を見つめるエースの顔は不安そうだった。まったくなんて顔してるのよ。
貴「もう!!しっかりしなさい!!仲間達は私が守るから、エースは白ひげの事に集中しなさい。」
ｴｰｽ「…あぁ、ありがとうA。ﾆｶｯ」
そう、それでこそエースよ。
私達は島へ足を踏み入れた。
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作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年5月5日 10時
