青い海と赤い太陽２ (ページ19)

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貴女サイド

店員の女の子があっと思い出したように呟いた。

店員「あっそういえば、今日の13時からフカボシ王子達がこの街に来るらしいですよ。」

貴「っ!?それ本当!?店員さん!!」

店員「えっえぇ、今は12時45分だからまだ間に合いますね。すぐ近くの広場にお越しになるらしいですよ。こちら焼き菓子です。」

貴「ありがとう店員さん!!行ってみるわ。」

店員「はい!!ありがとうございました。(さようなら…私の女神…ｸﾞｽｯ)」

私は急いで店を出て、店員さんから教えてもらった広場に向かった。

13時から…私達の出航は13時30分、フカボシ達を見るのはほんの一瞬になるわ。それでもいい、あの子達の成長した姿が見てみたい。

女性「きゃ～♡フカボシ王子達よ～♡」

貴「っ!?…いた…」

広場には大勢の島の人達が集まっていた。その中心にフカボシ達はいた。ネプチューンに似てみんな体は普通の人魚よりも大きく、人集りの中心にいてもしっかり顔が見れた。

あんなに大きくなって…きっとたくさん鍛えたんでしょう…

貴「フカボシ、リュウボシ、マンボシ…あんなに大きくなって…」

私はフカボシ達に背を向け船へと歩き出した。

貴「よかった…一目見ることが出来て。」

船をとめていた港に戻るともう私以外全員が揃っていた。

ｽｶﾙ「姉貴～!!少し早いがもう出航するぞー!!」

貴「はーい!!今行くわ～!!」

私は助走をつけて船に飛び乗った。

ｽｶﾙ「おぉ!!いい飛び込みだな!!」

貴「ふふ、ありがとう」

ｴｰｽ「よしっ!!みんな揃ったな。そんじゃあ行くぞ!!新世界!!」

「「「「うぉぉぉぉぉぉぉお!!」」」」

私達は新世界に向けて船を進めた。その時のみんなの顔はたくましく未知なる世界にワクワクしているようだった。