第43話 ページ15
デュースサイド
魚人島滞在2日目
ﾃﾞｭｰｽ「あとは医薬品だけか」
俺は医薬品の補充や生活用品の買い出しのために街を歩きまわっていた。
ﾃﾞｭｰｽ「残りの物を買いに行きてぇところだが腹がへったな。飯を食ってから行こう。」
俺は先程からうるさい腹の虫をおさめに酒場に入った。
店主「いらっしゃい」
中年のイカの魚人の店主が営む酒場は地元の隠れ家のような雰囲気のあるなかなか良さそうな店だった。
俺はカウンター席に座った。
店主「なんにする？」
ﾃﾞｭｰｽ「そうだな…この店1番の人気メニューを頼むよ。」
店主「あいよ」
店主は水をコップにつぎ俺に差し出した。
店主「これでも飲んでな」
ﾃﾞｭｰｽ「おぉ、ありがとうおっさん。」
俺は差し出された水を受け取り、料理の準備を始めたおっさんに声をかけた。
ﾃﾞｭｰｽ「なぁおっさんここらで医薬品をたくさん売ってる店知らねぇか？。」
店主「医薬品か…ここらならクラエさんのとこかな。」
ﾃﾞｭｰｽ「クラエ？」
店主「あぁ、カサゴの人魚の営む店だよ。あそこは色んなものを売ってるからね。医薬品の種類もたくさんあったよ。」
へぇそんな店があるのか。飯食ったらその店に行こう。
ﾃﾞｭｰｽ「そうか、その店はどこにある。」
店主「店の前の通りをまっすぐ進み3つ目の角を曲がった突き当りにあるよ。少し遠いが行ってみる価値はあるぞ。」
ﾃﾞｭｰｽ「あぁ行ってみるよ、ありがとう。」
しばらくして出されたのはイカすみパスタだった。
…本当そのまんまだな。
だが1番人気というだけあり味は絶品で、あっという間に平らげてしまった。
ﾃﾞｭｰｽ「ご馳走様、ありがとなおっさん。店まで教えてもらって。」
店主「いいってことよ。まいどあり」
俺は店を出て、クラエさんの営む店へ足を運んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あずき丸 | 作成日時：2019年5月5日 10時
