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今日は何だか落ち着かなくて
そわそわした気持ちが離れなかった。
とりあえず仕事を終え、いつも通りお父さんのお見舞いに行く準備をしていた時だった。
CM「Aさん。」
どう聞こえても私の名前を読んだのに、
疲れのせいか認識するのに時間がかかってしまって。
「…え？」
CM「ククッ、大丈夫ですか？反応遅かったですけど(笑)」
後ろに振り返ったらチャンミンさんが立っていた。もう夜なのに、昼と変わらずの綺麗という言葉が似合う立ち姿。
「大丈夫です。…ただびっくりしちゃって。」
私がそう言えば、嬉しそうに「初めてAさんのタメ口聞いた」って言うものだから変にどぎまぎしてしまう。
…ところで、どうしたのかな。
チャンミンさんが突然来るのはもう当たり前になりつつあるけど、同じ日に2度も来たことはない。
忘れ物でもした？
CM「でもこれぐらいで驚かれちゃどうしようか。」
「…？
何かプレゼントでも…？」
CM「ははは、Aさんってそんな図々しい考えを？(笑)」
「…失礼致しました。調子に乗りました。」
CM「冗談ですよ(笑)」
すごく楽しそうに、私とは正反対の綺麗な手を口に当てて笑うチャンミンさん。
本当に私は調子に乗ったと思って恥ずかしいのに。
そもそもプレゼント以上に
私を驚かすような大事はあるのか。
そう考えていると「これを切り出すのは悩んだんですけどね、」と言葉を紡ぎ始めた彼の声に耳を澄ました。
CM「ユノヒョンに聞いたんです。
…お父さんのこととか、借金や大学のこと。深くは聞いてませんけど。」
「……」
CM「それでお手伝いできないかな、と。」
彼の表情は真剣そのもので
…つまりそれは私に同情したっていうこと。
同情って何が悪いのかな？って小さい頃は思ってたけど、同情されるその立場になった時にわかる。
どんな人間でもプライドや見栄はあるんだっていう話なんだ。
彼がすごくいい人なのは知ってる。
そんな彼に惹かれている自分も知ってる。
それでも認めないのは
立場が真逆な私たちだからこそ、
好きだと認めてしまえば楽なものなのに、
認めてしまえば苦しいのも分かってるから。
CM「…Aさん？」
だからそんな瞳で私を見つめないで。
私は貴方に何もしてあげられない。
ただ奪うばかりだから。
同情なんてしないで。
これ以上、私を惨めにしないで。
「…関わらないで、下さい。」
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
