Small Shot!! (ページ48)

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規則正しい寝息が聞こえて、一息つく。
心配やからって強引なことしてもうたかな。

きっとほかのメンバーが知ったら同じことしたやろうし、俺も、その、負けたくないし。
とりあえず水飲んで頭冷やそってベッドから抜けようとして気づいた可愛い手。

「…ほんまは手も繋ぎたかったんかぁ？」

キュッと控えめに握られた俺の服の裾

「かわい、」

ぎゅっと抱きしめ直すとわかる華奢な体。
俺らのためにいつもこんな小ちゃい体で一生懸命頑張ってくれてんねやなあ。

こんなことしか出来へんけど、せめてこのぐらいはさせてほしい。
とか言うて、ただ俺が触れたかっただけやけど。

軽く頭を無でると、嬉しそうに微笑むA、ちゃん。
幸せそうな顔、今日ぐらい俺の夢みてたらええのに。

目の前で眠るこの寝顔は、メンバーの中でまだ俺しか知らんと思うと愛おしくて
つい。1回だけ、そう1回だけ。
ちゅーを落とした。

…うそ、2回だけ。

fin

(たくさんの投票ありがとうございます！
1番多かった濵田さんで書かせていただきました( ¨̮ ))