治に彼女を聞いてみた【HQ】

角名は話しかけてみた ページ17

．






『…！』









えっ、無視…？








『あっ！えっと、』









えっ、俺もしかして









怖がられてる？









正直治に彼女がいるか、

なんてどうでもよかったけど
いるとわかったならば話は別、









そして彼女が分からないなら尚更だ







昨日、侑が

仲良い子に聞けばなんちゃらかんちゃら

と言っていたためなんとなく
治と話をしているのを見かけた渡会さんに





声をかけたんだけど







角名「渡会さんだよね？」





『ひっ！そそそうです…！』







えっ、俺って怖いの？







普通に

「渡会さん、聞きたいことがあるんだけど」



っていい顔で言ったつもりだったんだけど←









渡会さんは凄い小さくなって
椅子に座りながら背中を壁にくっつけて







俺を見上げている









なんか、









．









面白いかも





角名「渡会さんって何部？」





目線を合わすために少し屈んで


それでも俺の目線の方が高いけど顔を覗く







『！えっと、何にも入ってない……です』









角名「そーなんだ、

一年生の時何組だった？」





治とは普通に楽しそうに話してたくせに

なんでキョドってるんだろw







『ご、4組』





５、４組ってなにwwww




角名「えww、４組？」




俺の問いに、うんうんと頷く渡会さん





角名「渡会さんって訛ってないけど、


こっちの人じゃないの？」





『う、うん、



高校からこっちに来て

そそれまで東京にいた……いました』






なんで敬語なの、ジワるんだけど


角名「へぇ、」






次何を聞こうかな、と考えていると



『す、角名くんも

関西弁喋らないよね？』






上目遣いで俺を見上げてくる






待って、やばいそれは






角名「…うん、一緒だね」









『い、一緒かぁ』









と、何故か嬉しそうな渡会さん









．









なんか可愛いの見つけた









これはあいつらに黙っとこう

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